$医療ナンデモ情報局


舌の外側の縁がギザギザしてますね。

「歯圧痕」(しあっこん)

といいます。
舌が水回りの悪さ(水毒)で浮腫んで(むくんで)、外側の縁に歯が当たり、歯形が残ってしまう状態で、ギザギザは歯の痕ということになります。

私の場合は、特に二日酔いの時に、この舌を診る事が多いですしょぼん

こういう時は水毒を去る(取る)包剤、「利水剤」という物を使います。「利尿藥」とは全く違うのでご注意下さい。
「利尿藥」は例え体が干涸らびていても無理矢理でも尿を出そうとしますが、「利水剤」は水分のバランスが取れた時点で役割を中止します。漢方はバランサーですから。

二日酔いでこういう舌なら、利水剤の「五苓散」(ごれいさん)や「柴苓湯」(さいれいとう)などが(これだけに限りませんが)有効になります。

水毒になると、体がだるくなりやすいので、鏡の前でこの兆候があるかどうか、診てみてください。ご自身でも出来る、漢方的な簡単健康チェックの一つです。

(舌を診るシリーズは明日も続く予定です)