これまでこのブログでは、自分の頭で考えるよりもググれ、オリジナルにこだわるな、と書いてきました。
これまでの投稿を読んでいる方は、本日のタイトルを見てすぐに私の言いたいことがわかったのではないでしょうか。
正解は「資料づくりにおけるオリジナリティは【不要】」です。
良い資料とは、人を動かすパワーがあること、わかりやすく伝わるロジックが備わっていることです。
仮に人を動かす、おどろきのファクトや素晴らしい提案が含まれているとしても、それが伝わらなければ何にもなりません。
特に新しいことほど伝えるのが難しくなります。
資料の内容について最も詳しいのは作成したあなたです。
あたり前ですよね。あなたはこの資料を作成するために相当な時間を費やしてきたのですから。
しかし、資料を読む相手にとっては初見の資料であることを忘れてはいけません。
ひとには認知限界があります。
一度に理解し、処理できる情報量には限界があり、またそのための集中力にも限界があります。
こうした相手の能力や集中力に期待する資料は、もちろんわかりやすい資料とはいえません。
このため、相手の情報処理能力にできるだけ負担をかけないつくり方をすべきなのです。
会社で用いられる資料の構成において、独創的なつくり方にまったく価値はありません。
例えば、ドラスチックな起承転結ストーリー。
強調のための文字装飾やリッチなアニメーション効果を使ったスライドなど。
もし、作成した資料が相手に伝わらないといった悩みがあるとしたら、このためかもしれません。
#実は私自身にも多くの失敗経験があります。(^^;;)
資料作成の正しい方法について、会社で習う機会はあまりありません。
しかし、相手に伝わりやすいロジックというのは存在します。
次の機会にこれらの手法をご紹介します。