バイト休みなのに早起きしてしまった…
昨日ゆらゆら帝国のＤＶＤ「CLIPS」を見てから寝たんですが、ヤバい。
「貫通」をおよそ一年振りに聴いたんだけど、一回聴いただけなのに頭から全く離れない。久しぶりだぜこの感覚。
あの人たちはいつも私に怖い事を覚えさせる。そしてそれを忘れさせてくれない。
「好きすぎて怖い」。「体のどこまで染み込んでるのかわからなくて怖い」。
ヒロトとマーシーからは得られない種類の「中毒性」。それがいかに怖いかって事を思い知らされる。
なんかよくわからない感情が内側から滲み出てくるんだよね。
で、それをどう処理したらいいのかわからない。
翌朝そんな気持ちになって目覚めるなんて知らずに、昨夜「貫通」のＰＶを見てた時なんですが、私の中で睡魔が襲ってきたので〈あの間奏〉を飛ばそうかと思ったの。次の曲見たさに。
でも気付いてしまった。これは早送りしたらいけないんだと。
〈好きなら 好きなら 好きなら そのど真ん中を貫通するしかないんだよ！〉
ふと、その１フレーズに今さらながらめちゃくちゃ衝撃を受けた。
そのー私の語彙力じゃうまく説明できないんだけど、今これ書きながらも心臓がキリキリしてます。なんだこれ。
めちゃめちゃ怖いじゃねーか。
そういや最近はゆらゆら帝国しか聴いてなかったから、少しずつ汚染されてたのかも。
そうそう。最近あらためて聴いてる「ミーのカー」が相変わらず素晴らしすぎる。
「うそが本当に」の〈今からヤバいの始まるよ〉感、
「ズックにロック」で布を引きちぎるように幕を開け、
「アーモンドのチョコレート」で強がりと虚しさを思い出させられた後に、
丑三つ時のあのテンションがギターに乗り移ったような「午前３時のファズギター」。
空っぽだけどそれは何かを達成した時のような清々しい空間に似てる「ボーンズ」。
「人間やめときな'99」で〈野性の雌になれ〉と言い放った直後に「ハチとミツ」は卑怯。
しかも〈揺れるカーテン〉にあれだけ気を取られてるって事は、気持ちが入ってないっていう事よね。笑
気持ちが入ってないその行為の根っこはやっぱり〈野性〉なのかなーって。
「悪魔がぼくを」の〈悪魔〉はどんな意味でも取れる。
〈ぼく〉の芯を揺るがす誘惑だったり、単純にうちのドアを叩いてくるセールスマンだったり、女性の比喩なのかとも思ったり。
大切な人や物が離れていなくなる描写がリアルすぎて怖い「太陽のうそつき」。
「星ふたつ」の〈夜中は昼間のために 昼間は夜中のために〉とか〈双子〉とかってさ…
絶対に別れることのない組み合わせ・セットがあるとして、でもそれはギッチリくっついてはないですよね。
〈とれない程度にきつく〉結ばれてるぐらいがセットとしては１番安定してるというか。うーん何が言いたいんだ私は。
正直「19か20」って何が言いたいのかイマイチ掴めない。ただただそのフレーズに共感するのみ。
〈15で世界は光りだし19か20で終わりそう〉とか、
〈電気やバイクじゃシビれないぜ〉〈ジュースやケーキじゃ踊れないぜ〉とか。
ただ毎日を過ごすだけじゃあまりにも刺激が足りないんだよ。退屈なの。
その刺激を求めた結果、みんなはどこに行ってしまったんだろう。私はここに来てしまったのだけど。
ラストの「ミーのカー(LONG VERSION)」は初めて聴いた時えらくビックリしたのを今でも覚えてる。
〈変えた名前を探して 家がばれないように〉
これに鳥肌立つくらい共感できる人ってどれくらいいるんだろう。
正直バレてると思うんだけど、私はあまり人に言った事がないっつーか言えない事がありまして、周りがそこに触れそうになると、笑ってごまかしたり適当な嘘をついてその場を切り抜けて自分を傷つけないようにする癖があります。
厄介な訪問者がやってきたら玄関先では嘘の私に任せといて、部屋の隅っこでは本当の私がビクビクしながら居留守を使ってる。
これ聞いちゃうと私の事全く信用できなくなると思うんだけど、最近はもうそれでいい気がしてきた。だってその〈その場凌ぎの適当な嘘〉も全部引っくるめて自分自身なわけで。
「ミーのカー」に話を戻すと、〈最高のちょっと前 いつも足りないちょっと届かない〉のは、その嘘に対してやっぱり引け目があるからどんなに楽しくても〈何か足りない〉んですよ。どこか虚無感が残る。どんな楽しさも結局は虚像なのかな、なんて思ったり。
しかもやっぱり適当な嘘だから〈不安だらけの記憶〉と一緒に生きていかないといけない。
今までもそうやって〈泥〉みたいな状況をくぐり抜けてきたのは〈泥だらけのスニーカー〉を見れば一目瞭然なんだよね。
これからも〈逃げろどこまでも逃げろ〉。
勝手すぎる解釈だけど、音楽って聴いた人の着地するものだから「それは違う」とかじゃないと思う。
とまたいつものように言い訳をしながら朝の空気を吸っています。
おはよう、まだやろう。
BGM
貫通／ゆらゆら帝国
昨日ゆらゆら帝国のＤＶＤ「CLIPS」を見てから寝たんですが、ヤバい。
「貫通」をおよそ一年振りに聴いたんだけど、一回聴いただけなのに頭から全く離れない。久しぶりだぜこの感覚。
あの人たちはいつも私に怖い事を覚えさせる。そしてそれを忘れさせてくれない。
「好きすぎて怖い」。「体のどこまで染み込んでるのかわからなくて怖い」。
ヒロトとマーシーからは得られない種類の「中毒性」。それがいかに怖いかって事を思い知らされる。
なんかよくわからない感情が内側から滲み出てくるんだよね。
で、それをどう処理したらいいのかわからない。
翌朝そんな気持ちになって目覚めるなんて知らずに、昨夜「貫通」のＰＶを見てた時なんですが、私の中で睡魔が襲ってきたので〈あの間奏〉を飛ばそうかと思ったの。次の曲見たさに。
でも気付いてしまった。これは早送りしたらいけないんだと。
〈好きなら 好きなら 好きなら そのど真ん中を貫通するしかないんだよ！〉
ふと、その１フレーズに今さらながらめちゃくちゃ衝撃を受けた。
そのー私の語彙力じゃうまく説明できないんだけど、今これ書きながらも心臓がキリキリしてます。なんだこれ。
めちゃめちゃ怖いじゃねーか。
そういや最近はゆらゆら帝国しか聴いてなかったから、少しずつ汚染されてたのかも。
そうそう。最近あらためて聴いてる「ミーのカー」が相変わらず素晴らしすぎる。
「うそが本当に」の〈今からヤバいの始まるよ〉感、
「ズックにロック」で布を引きちぎるように幕を開け、
「アーモンドのチョコレート」で強がりと虚しさを思い出させられた後に、
丑三つ時のあのテンションがギターに乗り移ったような「午前３時のファズギター」。
空っぽだけどそれは何かを達成した時のような清々しい空間に似てる「ボーンズ」。
「人間やめときな'99」で〈野性の雌になれ〉と言い放った直後に「ハチとミツ」は卑怯。
しかも〈揺れるカーテン〉にあれだけ気を取られてるって事は、気持ちが入ってないっていう事よね。笑
気持ちが入ってないその行為の根っこはやっぱり〈野性〉なのかなーって。
「悪魔がぼくを」の〈悪魔〉はどんな意味でも取れる。
〈ぼく〉の芯を揺るがす誘惑だったり、単純にうちのドアを叩いてくるセールスマンだったり、女性の比喩なのかとも思ったり。
大切な人や物が離れていなくなる描写がリアルすぎて怖い「太陽のうそつき」。
「星ふたつ」の〈夜中は昼間のために 昼間は夜中のために〉とか〈双子〉とかってさ…
絶対に別れることのない組み合わせ・セットがあるとして、でもそれはギッチリくっついてはないですよね。
〈とれない程度にきつく〉結ばれてるぐらいがセットとしては１番安定してるというか。うーん何が言いたいんだ私は。
正直「19か20」って何が言いたいのかイマイチ掴めない。ただただそのフレーズに共感するのみ。
〈15で世界は光りだし19か20で終わりそう〉とか、
〈電気やバイクじゃシビれないぜ〉〈ジュースやケーキじゃ踊れないぜ〉とか。
ただ毎日を過ごすだけじゃあまりにも刺激が足りないんだよ。退屈なの。
その刺激を求めた結果、みんなはどこに行ってしまったんだろう。私はここに来てしまったのだけど。
ラストの「ミーのカー(LONG VERSION)」は初めて聴いた時えらくビックリしたのを今でも覚えてる。
〈変えた名前を探して 家がばれないように〉
これに鳥肌立つくらい共感できる人ってどれくらいいるんだろう。
正直バレてると思うんだけど、私はあまり人に言った事がないっつーか言えない事がありまして、周りがそこに触れそうになると、笑ってごまかしたり適当な嘘をついてその場を切り抜けて自分を傷つけないようにする癖があります。
厄介な訪問者がやってきたら玄関先では嘘の私に任せといて、部屋の隅っこでは本当の私がビクビクしながら居留守を使ってる。
これ聞いちゃうと私の事全く信用できなくなると思うんだけど、最近はもうそれでいい気がしてきた。だってその〈その場凌ぎの適当な嘘〉も全部引っくるめて自分自身なわけで。
「ミーのカー」に話を戻すと、〈最高のちょっと前 いつも足りないちょっと届かない〉のは、その嘘に対してやっぱり引け目があるからどんなに楽しくても〈何か足りない〉んですよ。どこか虚無感が残る。どんな楽しさも結局は虚像なのかな、なんて思ったり。
しかもやっぱり適当な嘘だから〈不安だらけの記憶〉と一緒に生きていかないといけない。
今までもそうやって〈泥〉みたいな状況をくぐり抜けてきたのは〈泥だらけのスニーカー〉を見れば一目瞭然なんだよね。
これからも〈逃げろどこまでも逃げろ〉。
勝手すぎる解釈だけど、音楽って聴いた人の着地するものだから「それは違う」とかじゃないと思う。
とまたいつものように言い訳をしながら朝の空気を吸っています。
おはよう、まだやろう。
BGM
貫通／ゆらゆら帝国