インプロカレッジ blog

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インプロ(即興演劇)の
ワークショップ、研修、
パフォーマンス、
映像制作を行う団体、
インプロカレッジのブログです。

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皆さんこんばんわ。今月もワークショップを開催します。今月のテーマはストーリーの型、さまざまなパターンを考えることで、よくあるパターンやそうでないパターンをストックし、ストーリー作りに役立てていこうという回です。

前半はストーリーの型についてエクササイズしていきますが、後半はそれを活かしやすいゲームや、何の制限もないフリーシーンでお話を出来る限りつくっていきます。

●開催日時
 3月20日(木) 20時~23時 

●開催場所
スタジオ スタイル+ 貸空間 地下一階  160-0023 東京都新宿区西新宿7-22-31 柏木MURA

●ワークショップ内容
ストーリーのさまざまなパターンを『人間が行動する10の理由』と『プロットを作るための基本設定』から考えていきます。

 ●料金  ¥2,000円

ご予約は
info@impro-college.jp にご連絡頂くか直接メッセージでお願い致します。

お申し込みお待ちしております。
 

みなさん、こんばんわ(^ー^)


どんどん寒さが増して来ましたね、雪になる日も東京でもうすぐあるのではないかと思うぐらい冷え込んでいますね。少し前に靴の中、しかもつま先に入れられるカイロを見つけて重宝しています。つま先が暖かいだけでこんなに違うものなのかと思っています。



昨日下記のTV番組を観ました。


白熱教室「幸福学」
2014年1月10日(金)第1回 「お金はあなたを幸せにしますか? 」 エリザベス・ダン博士(カナダ・ブリティッシュ・コ ロンビア大学)が講義する。ダン教授は、とくに経済的な豊かさと人生の関係について研究を続けてきた。そしてダン博士は、ある程度以上のお金を持っていても、幸福にならないという。


エリザベス・ダン博士いわく、三つの幸福度が上がるお金の使い方があるとこのとです。


一、物より、経験を買う

二、ご褒美化する

三、人に投資する


この中で「物より経験を買う」に注目してみたいです。



「25万ドルがもし当たったらあなたは何をしますか?」と教授は生徒に聞いていました。




日本円にして約2600万円。どうやら彼女が調べた宇宙旅行一回分の価格だそうです。また2600万円を頭金に家を建てることも出来ます。




「2600万円を頭金にして家を建てるか、宇宙旅行一回分どちらかをあなたなら選びますか?」




という二択、その家庭の経済環境にもよるだろうけど、どう考えたって家を建てる方が幸福度は増すと私は思っていました。教授の研究結果によると、家に不満を抱えていた人たちを対象に実験を行った結果、家を買った人たちの満足度はあがったものの、幸福度は横ばいで変わらなかったということをグラフを提示しながら説明していました。



二、「ご褒美化する」の例にも出てきましたが、高級車を買って満足しても暫くしているとそれが日常になってしまい高級車に乗ることだけで幸せとは感じないというのが的を得ているなあと思いました。


それに引き換え、宇宙旅行一回行った方がその後の人生の考え方やものの見方が変わって毎日が新鮮に感じられたり、思い出として死ぬまで何度も思い出せるし、ネタとして使うことも出来る。幸福度が増すというのは納得だと思いました。




長い前置きでしたが、私たちはずっと残り続けるを売るのではなく経験を売る商売をしています。この教授が言う「物より経験を買う」という幸福学を分かって貰いながら、素晴らしい経験が出来る場所を提供していきたいですねにひひ

昨日の話ですが昨年、ビジネスリアクション研修に来ていただいた、「けけ」(ニックネーム)と「けけ」が紹介してくれた「とっつあん」の男三人でブッコミカレーを作って堪能しました。




ブッコミカレーなんじゃそりゃえっはてなマーク




と思っていたら無水鍋に野菜をてんこ盛りに入れ始め、トマト、じゃがいも、たまねぎ、なす、ブロッコリー、そして、りんご、その上にひき肉、そしてその上に、ルー!!!!!そしてその鍋の2倍の高さになった具材の上に蓋!!!!!!




なんじゃ、こりゃえっ





ひやー水も入れないで大丈夫かいな!!



待つこと2時間……どんどん、てんこ盛りに乗った具材の上に置かれた蓋が下に沈んでく……………………………………………………………………………






待っている間にインプロ(即興演劇)をしました。けけは少しやってたことある、とっつあんは初めてでした。インプロにはたくさんゲームがありまして、今日は座りながら出来る、ワンワードとシェアードストーリー、シェアードポエムを、煮込みながらしました。




『ワンワード』


人一文節づつ話していきながら語っていくゲーム。


A「今日」

B「私は」

C「新宿に」

D「映画を」

A「観に来ました。」

   ・

   ・

   ・

のように続けてお話を作っていきます。



『シェアードストーリー』


一人一文づつ語っていくゲーム。


A「今日私は新宿に映画を観に来ました。」

B「感動して号泣してしまいました。」

C「私が観た映画は風立ちぬです。」

    ・

    ・

    ・

のようにお話を続けていきます。



『シェアードポエム』


上のシェアードストーリーの詩バージョンです。ポエット風に一文づつ語っていきます。





3人でこれをタイトルにしようと決めて、例えば、とっつあんが書初めに書いてあった「魂」をタイトルにして、打ち合わせもせずに即興でそのゲームのルールを守りながら自由に話しを作っていきます。



始めはぎこちなかったんですが、途中からもう一回やろう、もう一回やろうって言い出し3人ともインプロにはまっていきました。皆が納得できるお話を作りたくなってくるんですね。






インプロって結構ゲームのルールを見ていただくとおり、やってることむちゃくちゃですよね、大変だ、頭が賢くなきゃ出来ないんじゃないかとか思う方も実際にいますし、言われます。でもやってみると意外に誰でも出来るんです。



今日は座って喋りながら、言葉で演技するだけでしたが、立って役を演じながらお話を作っていくのが普通です。台本がないので作家の役割もしなきゃいけない、演じるので役者もしなきゃいけない、演出家もいないので自分で演出を即興的に考えながらやっていかなければいけない。




もう大変!!!





と思う方もいるかもしれませんが、普通に一般の演劇をしたことない人でも意外に出来ますし、出来るようになってくるんです。




なんで?




と思っている方もいるかもしれませんが役者だけ取ってみても、役者なんかしたことない、演技なんかしたことないと思っている人がいるかもしれませんが、意外と日常でみなさん演技しています。自分と違うキャラクターで誰かの前に立つ、接客する、営業する、電話する、自分の実際の感情とは違うけど笑顔で挨拶する、お世辞を言う、本心を隠す。もうそれは演技です。



実際に、演劇をしたことがない、とっつぁんは今日、役者顔負けの台詞を発してました。わたしゃービックリですよ、本当にそんなもんです。意外に皆さんできるもんです。






話は戻って、3人で最後に一人一文づつ語りながら作った、「余命一ヶ月の彼女を持つ、表の顔はIT企業の社長、裏の顔はやくざの親分」の話は感動的な話でした。語り終えた後、3人で良い話を共同して作り上げたという感動が自然と沸いてきました。いつも思うのですが、このときの感動は至極です。いつか皆さんにも味わって欲しい。


終わった後でインプロの良いところを軽く話し合いました、というより大体インプロを経験してもらうと自然発生的にインプロの良いところが口をついて出てきます。




「次に相手が何を言うか分からないので自然と相手や皆に必死で集中する。」


「みんなの世界観の中に自然と入りこんでしまう。」




人間って変化を嫌いますし、自分の考えから少しでも逸脱したものが来ると止まってしまいますし、やだっ、いやー、無理でしょ、そんなフレーズが出てきます。自分の想像できる範囲から離れたくないんです。



でもインプロでは台本もなければ打ち合わせもしないので、相手に集中して、相手の世界観に入って考えなければならない状況に追い込まれます。その相手の世界観に入り込むときに想像性が拡がっていきます、自分の想像性から抜け出して新しい世界に飛び込む瞬間だと思っています。



またこれは想像性だけではなく相手の立場になって考える訓練にもなっています。自分の感性からだけではなく相手の感性に入り、相手のことを考え、思いやれる想像性を育む訓練にもなっています。







おまっとさんでした、ようやくぶっこみカレーに戻ります(←すみませんインプロのことになるとつい長くなってしまいガーン

             


「久々ー鍋さーん♪」と言わんばかりに蓋が2時間かけて鍋に再会して合体しました。(現実世界の私が書いているこのブログに費やしている時間も2時間が経ちましたw。)



鍋をはみだしていた、野菜や肉どもも水分になったり固形を残していたり、とっても美味しそうなにおいが部屋中にただよってます♪




2時間の間、インプロしたり、メディアについて語ったりしていて無水鍋で調理されたカレー、欧風カレーは絶品でした!!無水鍋欲しい!!


みなさん、こんばんわ(^^)


今年もインプロカレッジのワークショップをお願い致します。


今年からは一時間ずらして20時半~23時に行いたいと思います。

2014年の月例WSは時間の余す限りシーン作りをしていきたいと思っています。序盤はウォーミングアップやエクササイズをして、中盤はゲームを出来る限り人前で行っていき、毎度振り返りをして、終盤はロングフォームをして終わりにしていきます。


エクササイズでは一ヶ月ごとに一つのテーマを持って短い時間ですが取り組んでいきたいと思います。

時間は約2時間半と短いですが集中して少しでも良いコミュニケーションを取り、協力して良いシーンを作っていくことを目標にしていきます。



1月24日(金) 
 
 20:30~23:00

(20:00~スタジオは開いていますので準備体操等行えます。)



開催場所

 スタジオ スタイル+ メインスタジオ 
 
 160-0023 東京都新宿区西新宿7-22-31 柏木MURA
 (最寄駅 新宿駅、大久保駅)



料金 ¥2000-



お申し込みは下記インプロカレッジHPかメッセージ、及びコメント欄にご記入ください。お申し込みお待ちしております。インプロカレッジHP

ラビッツ稽古


今日は昼間はラビッツのインプロショーの稽古でがっつり稽古して、夜はインプロカレッジ11月度ワークショップでした。


稽古は久々に


「サウンドトラック」という音楽が変わるたびに演技もその音楽に影響されて変えながら即興でお話を作っていくゲームと、


「バックワード」というエンディングから演じていき、少しづつ巻き戻してお話を演じていき、最終的に始めから最後まで順番に再生するように演じていくゲームをやりました。



どちらのゲームもみんな久しぶりなんですがなかなか見ごたえのある面白いシーンが出来ました。稽古に熱が入りすぎて、というよりインプロってほんとに体も頭も疲れるんです。稽古終わったらぐったりしました。



11月29日は下北沢でラビッツのインプロショーを観に来てください。申し込みは下記HPより。

Rabbits HP




インプロカレッジワークショップ


休憩を取り、夜からはインプロカレッジワークショップでした。今日はアップした後に即席チームを作り、2個やるゲームを話し合いで決めてもらいながら練習して、いざ発表会を行いました。ゲーム説明やMCにも挑戦してもらいました。より実践的に、より緊張感を持って皆さん挑んでいました。



一つのチームはなんと

「解決社長」を発表会で行いました。解決社長とは一人、何かの会社の社長を決め、問題を社員が「社長大変です。」と言いながら、社長に報告にやってきます。社の問題を報告された社長は「それはちょうど良い!!」とまず言ってから解決方法を提案します。その解決方法を聞いて社員は「流石社長!!」と返し、一連の流れを繰り返していきます。



色々なバリエーションがこの解決社長にはありますが、ショーには向かないかなあと思っていたのですが、今日の解決社長は少しドラマが出来ました、まさかお話が作れるとは思っていなかったので目からうろこでした!!


今日のワークショップは皆さん楽しみながら緊張感を持って発表会に臨んでいる姿がとても印象的でしたニコニコ



12月のインプロカレッジワークショップは


12月12日(木) 19時半~22時 新宿 で行います。お申し込みは下記HPよりお願いします!!


インプロカレッジHP

インプロカレッジ ひろきです。みなさんこんにちわニコニコ


またまた遅くなってしまいましたが、ちょうど一週間前ステージ体験型WSの発表会を行いました。


下北沢にあるとってもお洒落なカフェ、Cafe KICK 」  のランチの時間、ステージと一部の客席をお借りしまして行いました。


借りる条件としてランチとドリンク付きだったので今回は初めてということもあり、入場料、ランチドリンク代すべて無料で開催してみました。そのため人数も制限して12名ほどのお客様にお越しいただきました。




今回WSに参加してくれたメンバーは、のりき、ちゆ、なおたん、ヒデ、みお、と5人でとても個性的なメンバーでした。稽古の段階からこの個性がそのまま自由に発揮出来れば面白いものが発表会でも出来る!!と確信したので、



私の目標をプレイしている最中に精神的に自由になれることに持って行き、見事稽古の成果が出て舞台上でのびのびと5人ともプレイしていました。お客さんにもそのことが伝わり、会場はとても良い雰囲気で全員が持ち味を発揮できた良い発表会でしたニコニコ


一番自由でなかったのは緊張していた司会と演出の私でしたwww



来ていただいたお客様ありがとうございました!! 出演者のみんなお疲れ様でした♪





お知らせ


インプロカレッジ月例WS  11月24日(木) 新宿  Studio Style+ メインスタジオ 19時半~22時 2000円

          

第2回ステージ体験型WS  12月7、8、14、15、21(発表会)  全5回で一万円


詳しくは下記インプロカレッジHPをご覧下さい。お申し込みお待ちしています。


インプロカレッジHP







おまけ~気のむくままにインプロについて~


最近は月例WSでも言っているのですが、インプロを教えていく段階で色んな人やインプロの本の中ではやらない方が良いということをたくさん教えてくれます。そして習っている本人も上手くなりたい一心で自分にたくさんの枷をはめていき、インプロを長くやればやるほど苦しくなっていくという状況が生まれています。これはどの分野でも同じなのかもしれませんが。


私自身はやってはいけないということは確かに難しいものばかりだと感じていますし、実際にほぼすべてを試してみましたが、やはり先人の知恵の通り、成り立たせるには難しいものばかりです。高い技術が必要なものもあります。


しかし、お客様が求めているものや、日常の会話などでインプロを活かしたいと思うと、やってはいけないということもすべての対応が求められます。そしてそれは、お話のバリエーションというとことにも出てきます。いつのまにか知らず知らずのうちに、やってはいけないということが想像力を極端に小さくしているのではないかと私は考えていますし、そのためにストーリーが単純で、浅いものになってしまう傾向があるように思います。そのことで私自身もかなり長い間悩みました。



なので今回、精神的に自由になってもらうために一度すべて今までやってはいけないということをすべてありにしてもらうよう何度も伝えたり、エクササイズで自然と分かって貰えるように考えてやってもみました。もちろんイエスアンドは基本の基で、精神の上でも技術としても出来ないといけませんが、精神的にはいつでもどこでもインプロをやる上ではすべてがありであるという考えはとても大事だと私は思っています。


但し自分の技量や周りの技量を見抜いた上でやってはいけないことをしたときに成立させることが出来るのかを考えておく必要はあります。一緒にプレイしている共演者の精神状態も考えなければいけないと思います。それも考えた上で精神上はすべてありとした上でやるかやらないかは適宜考えていくというのが、自分の想像力を潰さないようにする、インプロを長くやっていく上で苦しくならない方法ではないかと思っています。


簡単に言うと遊び心を持ち続けるってことなんだけど、逆にこれの方が難しいと言われるケースもあるかとも思っています。まとまり切りませんが気ままに書いていますのでご容赦を。                                     

                                                                          

                                                                     おわり


皆さんこんばんわ、インプロカレッジひろきです。


更新が遅くなりましたが、9/26日(木)

9月次のワークショップが終了しました。


9月はステージ体験型WSを初開講するので月例WSは開催

しない方向で考えていましたがインプロ仲間のアーチが、

インプロカレッジWSをインプロ仲間に薦めてくれ、開講するに至りました。



なんと今回はアシスタントも含め15人の参加者でした!!


(+髭のおじさん=インプロカレッジプロデューサーの庄司さん)





こんなに大人数はもうないのではと考えに考え考えに……やったのが…



「演出的目線を持ちながらインプロしていくとより良くなることを感じる」

「みんなから演習的方法を学ぶ」



前月のワークショップとほぼ一緒www前月またやりたいという要望があったので

即実行しましたwww






この目標を達成するためにお互いや、数人を演出しあうことに大半の時間を割き

ました。


立ち方、歩き方をより良くなるように演出して貰ったり、基本的なシーンを即興で

作り、それをベースに演出してもらい何度も演技してみる作業を繰り返したり、


シーンを作っている最中に横で見ているときが一番演出力を発揮出来るときな

ので、その可能性を考えてみたりしました。



受講生の声として

「初めて演出した、演出するのは楽しい」

「あいまいな部分がなくなってより良いシーンになった」

「色々な演出手法を知れた」   etc



演じている最中に自己演出を加えていくことは難しかったりしますが、演出目線に立つということはお客さんの立場に立つことでもあるので、少しでも演出的目線をもてる余地を残しておきたいですね。というくくりを講師としてさせてもらいました。






大半は演出のエクササイズにあててしまったんですが最後は先月もやりました



「演出家さんよろしく」ゲームをしました。


↑先月からこの私が付けた抜群のネーミングを連呼しているんですが誰

の心も響かないようですwww





一人演出家が舞台上に座ったりしていて映画の撮影のごとく自由に演出していくものです。やるゲーム、フリーシーンなのか、タイトルの貰い方すべて自由です。


時間の関係で3シーンしか作れなかったのですが大半を演出のエクササイズで演出しされて演じてみることに割いたので、みんな自然と演出的目線を持ちながら舞台上に立っていて、とても見ごたえのあるシーンでした。別段話としてはそう大したことない話でも、プレイヤーがしっかりその場にいて演出的目線や思考を持ちながらプレイしていれば見ごたえのあるものが出来るのだと再確認しましたニコニコ




お知らせ


10月次ワークショップ 10月24日(木)

11月次ワークショップ 11月21日(木)


19時半~22時  新宿 Studio Style+ メインスタジオ


で行います。


同時募集で第二回目のステージ体験型ワークショップ募集中です。


詳しくは インプロカレッジHP

でご覧下さい!!



8/23(金)後半戦は「演出家をやってみる」をメインに進めていきました。



とってもシンプルです、一人演出家をやりたい人が出てきて、その人の好きなように配役を決め、好きな人数で始め、演出家さんが止めたければ止めて、演出を入れて同じシーンを繰り返したり、とっても自由です。これをやる中で分かることは色んな演出方法があり、それを知ることにより自分の演出家としての目が養われるということと、演出をされてもう一度やったときの方が必ず面白くなっているということです



演出されたら必ず面白くなるということは当たり前のことを言っているんですが普段はなかなか気づかないもんです。そして演出をされるとここまで違うもんかと思えるくらい、今回のワークショップでは受講生が演出されていきいきと輝いているシーンがたくさんありました。




常に演出家の目を持って自分を即興で演出しながら即興で演じていくことが出来るようになれば面白いものが作れる………うーん、考えるだけで大変。そしてインプロに興味がない人には何のこっちゃと思っている人がいるかもしれませんが、皆さん日常でやっています、即興で演出し即興で演じるということを。



面接、営業先、接客、スピーチ、プレゼン、人と相対するところでは皆さん自分を即興で演出して即興で演じています。自分をより良く表現出来ているかは分かりませんが、即興で演出し即興で演じる場が日常にはたくさんあるということです。




日常とインプロは互換性があるので日常で得たことはインプロで、インプロで得たことは日常で活かしやすいんです。なので私は日常でインプロの練習をしています。一番の練習は会話だと思っています。会話で特に練習しているのは笑いです。人を単に喜ばせたいというのもありますが、笑いにどんどん日々チャレンジするなかで離見の見の感覚をつかむことが出来ますし、自分を演出しその場でやってみるという作業を繰り返し行うことが出来ます。



笑いを取ることで大事な要素が、普通の一般の人がこういうときにはここまで考えるだろうという想像の範囲、想像の輪、期待のサークルを正確に理解することです、そして理解した上で勇気を出して笑いを狙いに行きます。ときには寒い人だと思われるでしょう、でも試して試して試してようやく、色々な笑いの取り方や寒いラインと笑いが取れるラインの線引きが理解できるようになります。



私は笑いを取るということで鍛えてきましたが、色々な場所で鍛えることが出来ると思っています。何か見たり聞いたり、普通の人ならどう考えるんだろう、どう感じるんだろう、と貪欲的に考え、間違っても良いからチャレンジしてみる。そして反応をうかがい分析する。その一連の作業が出来る環境や場所であればいつでも演出家の目の訓練が出来ます。





話が脱線し過ぎましたが、ワークショップの後半は演出家の目を養うことを行いました。一朝一夕では習得するのは非常に困難な力ですが手に入れてしまえば日常でも応用でき一生使うことが出来る素晴らしい力です。



ステージ体験型WSまだまだ募集しています。 ステージ体験型WS



8月23日(金曜日)、雨が降ったり止んだりするなか新宿で今月もインプロカレッジワークショップを開催しました。


今月のテーマは『身体表現』でした。立ち振る舞いから入り、どうやれば綺麗に、そしてその人がより良く見えるかを2人一組で演出しあい発表する機会を持ちました。、最終的にはキャラクターまで落とし込み、そのキャラクターの姿勢、歩き方、仕草をお互いに演出し、そのキャラクターでシーンを作ってみることに挑戦しました。



皆、今までにない濃く深いキャラクターで入っているので関係性も作りやすく、短いシーンではありましたが見ごたえのあるシーンが作れていました。今回はやりませんでしたが、ここに心のなかの台詞で自分が作ったキャラクターで考えられるようになると、よりリアリティーが出て感情もそのキャラクターの感情が生まれてきます。またキャラクターをキープする一つの手段にもなりえます。



中盤は流れない演技をすることをメインにしました、インプロだとどうしても流れる演技をしてしまいがちです、流れる演技というのは一つ一つの演技が成立していない中途半端で相手やお客さんに伝わらない演技のことです。



台本があり練習出来る環境や、演出してくれる環境であれば、流れない演技まで持っていくことは簡単です。でもそれをインプロでやるためにはまず自分の演技でどこまですれば流れない、成立する演技が出来るのかを分かっておくことと、もう一つは常に自分を客観的に見ている演出家の目が必要になります。



この演出家の目はお客さんの目「離見の見」、「見所同見」と、自分をより良く見せ演出出来る目が合わさったものです。なかなかインプロや演技に興味がない方はここまで読んでくれていないでしょうが、これは日常に応用できる奥義です。この演出家の目を持っている人は営業の成績が驚くほど良いでしょうし、コミュニケーション能力が驚くほど高いはずです。



書き疲れましたw、今日はここまでにしてまた明日続きを書きます。


ステージ体験型ワークショップまだまだ募集しています。


ステージ体験型WS