こんにちは。ゴールデンウィーク最終日の日曜日に、観音崎で「残り物には福があるかな」釣りに行ってきた芋焼酎です。
さてわたくし、観音崎には毎回大人の事情によりアジ釣りに行っておりますが、ここのところ、大津でも観音崎でもアジが不安定でなかなか釣れていません。(これは本当。)
アジ、釣りたいなあ。
そんな漁協関係者の事情やら、娘の「アジがいい。」というわがままな事情やら、わたくしの「連休の締めは釣りだぜ!」、といったさまざまな事情により観音崎へアジ釣りに行ってきました。
まあ、アジ釣りに行ったからといってアジが釣れるわけではないのだけれど。(自然が相手では仕方ありません。)
今日の風の予報は、朝の家は北風が残り、午後からは南風が吹き出す予報。
あまりよいコンディションではなさそうです。
さらに今日は大潮、満潮5:01、干潮11:40です。
お昼の干潮前後のチャンスタイムを生かせるのか?
出発です。
波風があるなあ。
ボートが漕ぎにくい。
今日はサトシさん(なかね貨ボート店の若大将)に、しっかりとポイントをレクチャーしてもらいました。
釣り、特に観音崎は場所が8割(あとは腕が1割、運が1割)だそうですので、これでもう大物が釣れたも同然。
あ、大物というのは、もちろん巨大アジのことです。
サトシさんには大変感謝です。
さて、わたくし観音崎でここのところ連敗中ですが、今日のテーマは「サイレント・ふぃっしんぐ。」
要は、「静かなる釣り。」というわけですな。
これを心掛けたい。
いつもボート内に上げたオールをうっかりぶつけてゴンゴンやったり、ビシカゴやらリールを船底に落としてドカンと音を立てたりと、大変やかましい。
こういう騒がしい、物音に対して無神経なところがいけなかったんじゃないかと反省したわけです。
そこで今日は、できるだけ静かに音を立てないいで釣りをします。
さらに、海中でも静かに物音をたてないようにします。
具体的には、ビシカゴやオモリを勢いよくドカドカ着底させて魚を驚かせない。
さらに、天秤やビシカゴをガチャガチャとやかましく振らない。
渓流釣りのように気配を殺して静かに待ちます。
さてさて、若大将に教わったベストポイントには、実は先客がいました。
孤高の大物釣り師 関根さんです。
しぶいなあ。かっちょええ。
孤高、とか書いてますが、実際には大変に顔の広い釣り師です。
あとで関根さんから聞きましたが、海上で全然知らない人から「関根さんですよね。ボート屋さんのブログでみました。」といきなり声をかけられたそうです。
(その様子は私も見ていた。親しそうに話しているから、てっきり知り合いかと思った。)
さすが関根さん、ポイントをよくわかっていらっしゃる。
そんなわけで、関根さんのちょい岸側にアンカリングさせてもらいます。
水深20m台とちょっと浅い。
しかし、ここのところ2回も続けて私より浅い場所で大物を釣っている人がいたので、今日は私が誰よりも一番岸よりです。(えっへん。)
しかしここにアンカリングするまでに、3回もやり直しました。
やはり大潮だと浅場でも潮が早ーい。
すぐに走錨します。
なんとかアンカーが止まったところで、天秤にオモリ80号だけをつけて、そろ~っと静かに投入します。
こうして、自分の使っているリールで水深がどのくらいあるのか測ります。
ふむふむ、こんな感じなのか。
さらにオモリを下から巻き上げて、目標とする棚の位置のPEの色と印を覚えます。
よーし、覚えたぞ。
これで、いちいち仕掛けを海底にゴンゴン着底させなくても、上から棚取りできます。
着底させなければ、海底を叩いて魚を驚かせる心配はありません。
「サイレント・ふぃっしんぐ」です。
そんなわけで、上から目標の棚にそろーっと仕掛けを降ろしますが、・・・潮が早いなあ。
干潮が11:40ごろですので、それまでかなりヒマです。
潮が早いとさーっぱり何にも釣れません。
11時近くになって、やっと潮が緩んできました。
そろそろかなー。
波風もおさまり、実によい天気です。
しかし、なかなか釣れないなあ・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
潮止まりになって、ようやくクンクンッという引きが!
アジきた!
(このときはマジでそう思った。)
口切れしてバラさないように慎重に・・・
あれー、赤いぞ。
中アジサイズの赤いの。
放流サイズですが、食べられる魚、やっとゲット。
ここまでまったく何も釣れていないので、お持ち帰りです。
潮の流れが変わり、ボートの向きが変わると、おやまあ、水深がぐっと浅くなりました。
移動します。
関根さんの横に入れさせてもらいます。
ふーむ、しかしまだまだ潮向きが変わります。
まーいーやー。
ここでも仕掛けを着底させないで待っていると、おお、さっきよりも大きそうなアタリ!
よいサイズのアジか?
やったー。
赤いのでした。
これなら放流しなくても怒られないぞー。(笑)
そのあとは徐々に潮が早くなり、釣れない時間でした。
南風が出てくるわ、釣れないわなので帰りまーす。
ちょうど大将が見回りにきていたので、ついでに引っ張ってもらいました。
超楽ちん。
ありがとうございます。
なかね貨ボート店さんから、またいろいろ頂いてしまい、どうもありがとうございました。
いつもいつもすみません。
大変感謝です。
今日の観音崎は、あまりお客さんがいなくて空いていて快適でした。
連休の最終日は空いているだろうという読みは正解でした。
アジは釣れなかったけど、赤いのが釣れてよかった。
ポイントと、静かに釣る釣り。
これですな。
<本日の釣果>
大きいほうが32cm。
ボートではマダイ、手のひらサイズしか釣ったことがないので、30cmオーバーは自己記録更新です。
まぐれではなくて、自分で考えた通りの釣りで釣れたのがうれしい~。
あとはもうちょっと大きいのが釣れるといいな。
ウロコと内臓をとって、明日の朝、鯛めしにしまーす。
おや、口の中に不審な乗務員さんが!
タイノエ、ピンセットで引っ張り出します。
ぎょえ~、ぐ、ぐろい・・・
沢山あれば、唐揚げにして食べてもいいのですが、それは2年くらい前にやったことがあるので、今回はこれを水槽の魚の餌にします。
タイノエ、魚とかエビには大人気。
以前やった時の動画
https://www.youtube.com/watch?v=8iyLCAMcfvU
この連休中に、子供と海で磯遊びしたときに捕まえてきた小さいアゴハゼが水槽にたくさんいるので、それにやってみようっと。
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翌日の朝
三枚におろしたところ。
タイは骨が固いので、頭は落としません。
まあ、このサイズならそれほど固くないですが。
頭と背骨で出し汁を取ります。
身で鯛めしにします。
まず最初に、すべて軽く炙ります。
熱湯にくぐらせてもよい。
こうすることで魚の生臭さのもとである、ぬるぬるを不活性化させます。
軽く魚焼きグリルで炙ったアラでゆっくりダシをとり、それでご飯を炊きます。
鍋の底にたまっているウロコとか小骨を炊飯器に入れないように注意します。
さらに炊飯器に、醤油、麺つゆ、みりん、酒を少々いれて、昆布をしいてタイの身を乗せます。
これで普通にご飯を炊けば、鯛めし完成。
複雑な骨のある頭を炊飯器にいれないので、最後に小骨をとる手間が少し減ります。
腹骨もすいて、出し汁のほうにいれればなおよい。
中骨もあらかじめ取っておけばさらに完璧かも。
おとーさんの魚料理には美味しいものがある。
刷り込み用デザートもバッチリです。
フルーツの缶詰、安くて子供受けが良いので大変助かります。
いただきまーす。
鯛めし、うまいね。
御馳走様でした。
げっぷ。