銑鉄鋳物の生産工程 製品の不良化の原因 | 鋳物マニアのブログ

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鋳物と言うと・・・鉄を型に流しこむ作業というものをイメージする人も多いと思う。しかし、実際は、違う。

その前後には、非常に多くの工程があり、これの工程こそが鋳物製造に大きな影響を与える。


また厄介なのは、この部分の方が、経験を必要とする。

つまり、様々な形状に鉄を流し込むということは、科学的変化である。この変化の具合を計算すること、計算したうえで、生産することは、長年の感を要するのである。その為、その一つ一つのケースが、生産者にとっては勝負になる。

これが、他の金属加工技術に比べて、「不良品の発生率」が高くなる理由である。

そういった不良品の特徴としては、せき、受口、押湯などが挙げられる。


鉄鋳造の製造工程

鋳造製造案作成

模型制作

鋳型の制作

溶解

鋳込

ばらし

仕上げ

熱処理

検査



以上である。