アドラー心理学の「目的論」、とても発想がおもしろいです
例えば
★「ひきこもり」
これはそこに至る家庭環境や辛い過去などがあり人と接することが怖くなってしまった。
と考えるのが普通かと思いますが、
アドラーの目的論によると、”ひきこもる”という目的があるから人と接することへの恐怖心というものを目的をかなえる為の理由として作り上げる。というものです。
じゃあなんでひきこもりたいの?!となりますが、
ひきこもることによって家族が心配してくれる。一身に注目を集めることができる。
がしかし、普通に外に出かけられるようになるとその他大勢と一緒になってしまう。
その他大勢ではなく注目されたい。心配されたい。という目的がある。
という解釈です。
★「怒り」
誰かに嫌なことをされて大声で怒鳴って怒ってしまった。ということがありますよね。
これは嫌なことをされて大声を出してしまったのではなく、
大声を出して相手を屈服させたかった(⇐目的)から怒った。
という解釈です。
嫌なことをされても嫌な気分になったことを伝えるのに大声を出す必要はないですもんね。
全てにおいて過去やその時の出来事がどうとかではなく必ず自分自身、その人自身に目的があって言動しているという解釈なわけです。
問題は”過去”ではなく”今”にあるのです。
この目的論で解釈していくと「人は誰もが変われる」ということです。
なぜなら、過去に原因があるわけではなく”今”その時その時の無意識的な目的によって言動し、心の状態が決まってくるから。
現実として過去は変えられないけど、今なら変えられます
目的が何かを探り、意識していけば変化が起こるというわけですね。
この考え方には賛否両論あるかとは思いますが、
みなさんも自分の言動を客観的にみてみると目的などないと感じていたことにも
目的がみえてくるかもしれませんよ
今日の私は満腹になりたいという目的をもってロコモコをがっつり食べました
こんな単純な目的ならすぐわかりますが、一瞬の感情による言動に対する目的を見つけるのはなかなか難しい気もします
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