南アフリカランドというと、FXをやっている人にとっては高金利通貨のイメージが強いですよね。

南アフリカは経済発展が著しく、アルゼンチンなどとともに「ビスタ」と呼ばれています。中国やインドなど「ブリックス」の次にくるのがビスタと言われており、コモディティ(商品)高騰の時代にあって、金やプラチナなどを多く産出する資源国の南アフリカはその恩恵にあずかっていると言えるでしょう。

このような背景からGDPは近年5%前後を推移していて経済成長をともなっています。

しかし、GDPが伸びている反面貿易収支に関しては赤字が続いていて、インフレもかなり高いペースとなっています。高金利通貨になっているのはこういった経済発展のほころびから来ています。

2010年にワールドカップがあるということでも、GDPは伸びていて期待は高いですが、まだまだ国としては未成熟。国の状態が安定しないので、ランドの金利は高いのですが通貨の価値も安定していない。そこは取引をしていく上で忘れてはならないところです。