【ストックホルム11日AFP時事】ストックホルムのカロリンスカ研究所は11日、チョコレート好きの女性は脳卒中になりにくいとの研究結果を発表した。
同研究所のチームは10年をかけた調査で、最も多くチョコレートを食べたグループは、脳卒中になる率が最大20%低いとの結果を得た。調査は1997年にスウェーデンの49-83歳の3万3372人の女性を対象に実施された。対象者にチョコレートを含めた96品目の食品について、過去1年間に週平均でどれほどの量を食したかを質問した。
その後10年間でこのうちの約1600人が脳卒中を患った。知られている脳卒中の危険因子すべてを勘案した上での分析で、研究者たちはチョコレートを食べる量が週に0-8グラムと最も少なかったグループに脳卒中にかかった人が最も多く、最も多く食べたグループ(週平均66グラム)が最も少なかったとの結論を得た。
チョコレートに脳卒中の大きな原因の一つの血圧を下げる効果があることは既に知られている。また、チョコレートに含まれる抗酸化物質に悪玉コレステロールLDLの酸化を減らす効果があることなども研究で明らかにされている。
しかし、今回ほど大規模かつ長期にわたって実施された調査は初めて。研究所は、続いて男性についても同様の調査を行う計画だとしている。
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