檜原村ゴマ畑プロジェクト2013スタート! | 都会と田舎とconnect=つなぐgreensmile(グリーンスマイル)

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「ゴマ」を安全に、美味しく食べるために
日本のゴマの自給率を、みんなで1%にあげたい。
クラウドファンディグチャレンジ中です。
http://camp-fire.jp/projects/view/748

2011年11月にはじまったgreensmile。最初からずっと関わってきたのは、檜原村。東京都(島嶼部を除いて)唯一の村、65歳以上の人口比率が45%もあって、(50%以上を超えると)限界集落になる、まさに崖っぷちにある檜原村に注力してきました。
檜原村は、東京で住みたい街ナンバーワン、などと言われている吉祥寺から、中央線でわずか45分。武蔵五日市駅からバスに30分ゆられたところにある、だいたいの人が「えー、東京? ここ」と心の内外で叫んでしまうような、村です。

檜原村には、高齢化と過疎化で、もう耕せなくなって放置されてしまった、いわゆる耕作放棄地が多数あります。村のほとんどが山林地帯のため、畑は急斜面。古来から受け継がれて育てられてきた伝統的な日本の野菜「固定種」を育むのに適したこの村の畑を荒地にしておくなんてもったいない! 立ち上がったひとりの若者がいました。彼は、たったひとりで都会から檜原村に移り住み、そこで耕作放棄地を耕し段々畑を作り、野菜作りをはじめました。

全快野菜ちゃん

その彼と知り合った私たちgreensmileは、この土地の耕作放棄地を耕すことで、地域活性を試みるべく、2012年から「平米ファーム」という1平米からのレンタルファームなどを運営してきました。そして、2013年5月、この畑から六次化を目指すあたらしいプロジェクトをスタートしました。
仲間を集めて都会から畑に通うことで、プロジェクトを通じた村へのインバウンドを生むことができると考えたのです。
喉が乾いたら、村にある酒屋さんでビールを買えるし、おなかが空いたら村の食材を買って、ついでに村人も招いてBBQをすればいい。明るい声で村人とあいさつを交わし、おじいちゃんおばあちゃんに元気を与えることだってできます。

――そして、何より、この村で収穫した産物を、都会で開催しているマルシェで売ることで、檜原村をアピールすることができます。

さぁ、「檜原村ゴマ畑プロジェクト(仮称)」いよいよスタートです!

全快野菜ちゃん

まずはこのプロジェクトの簡単な説明をします。
檜原村の耕作放棄地を開墾して、ゴマを植えて、ゴマ畑を作ります。育てたゴマをなんらかの製品にして、greensmile(もう面倒だからこっからさき“グリスマ”って略すよ)が品川で開催しているマルシェで販売します。そう、六次化をみんなでやろう、というもの。
もちろん、私たちのコンセプト「都会と田舎をConnect(つなぐ)」主力選手になってもらおう、という狙いがあります。

5月11日、天気予報は「雨」。それでも25名以上の仲間が、檜原村に集まりました。
そんな仲間たちに天の神は微笑みました。
前日、私が高木ブーをこっぴどく叱っておいても止まなかった雨が、我らの畑入りとともに止んだのです。

全快野菜ちゃん

冒頭に登場した檜原村にたったひとりで移り住んで地域活性に尽力している男、竹さんの説明から開墾のはじまりです。

全快野菜ちゃん

開墾に来た仲間、といっても、この人たち。普通の会社員ですから。
中には、1日中机に座ってマッキントッシュばかり触っているデザイナー的な人物もいますから。
そうそう、サクサクとは行きません。鍬の使い方に悪戦苦闘。汗をかいてもかいても進まない。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

せっかくいい調子で耕しても、木の根っこが出てきて、スコップで根っこの駆除をしないといけない。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

根っこがすごくでかくて時間がとられたり(巨根←パンちゃん名付け)。

全快野菜ちゃん

だけど、さすがのチームワークでした。1時間ちょっとで、広大な荒地が“畑”っぽくなりました。
その“畑”っぽいところに、耕耘機(HONDAのこまめ←いい名前だ、なんか親近感)をかけたら、ますます“畑”っぽい、っていうか、立派に“畑”になりました。

全快野菜ちゃん

足で、畑に、溝をつけて。

全快野菜ちゃん

40センチの間隔をあけて、ゴマを撒いていきます。
(※このゴマは決して食べるな! と最初に言われたので、みんなちゃんとひと粒のこらず撒いていましたよ)

天の神が力尽きたか。
1時間半ほど作業をすると、雨が降ってきました。ということで、撤退! とはいえ、種まきまでできましたよー。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

皆さん、作業お疲れさまでした。
お昼はBBQです。住んでいるところも、お仕事も育ってきた環境も、好きな食べ物も、セロリが好きだったりする、初対面がワイワイ飲んで食べておしゃべりしました。
農作業の後って、すぐ、仲よくなっちゃいませんか? 人って。自分らはみんな大地の子、的な感覚でしょうか。

全快野菜ちゃん

BBQには、いつもお酒を買わせてもらっている村の酒屋さん永喜屋さんの店主も遊びにいらっしゃいました。
しかも、日本酒と焼酎をいただいてしまいました。こういう村人との交流が、楽しい!

全快野菜ちゃん

BBQは肉や野菜だけを焼くものではない!? 
このメンズたち、竹の棒に何かを塗って、くるくるしている。何でしょうか、これは。

全快野菜ちゃん

バームクーヘンでした! こんな楽しみがあるのもBBQの醍醐味。

全快野菜ちゃん

などと、盛り上がっていたところで、本日のメインイベントのひとつ。ワークショップのお時間です。
これは檜原村のゴマ畑からはじまる六次化プロジェクト。ということで、①プロジェクト名②どんな商品が作れるか、についてチームごとに話し合いました。

全快野菜ちゃん

全快野菜ちゃん

司会進行のワタクシ、みんなのことを本当に尊敬しました。だって、お酒飲んで、ここまで真面目に話し合いをして、きちんとアウトプットができるんだもの。すごい仲間が集まったなー。

全快野菜ちゃん

さて、プロジェクト名が何に決まったかというと?
これは、また、次回のブログでのお楽しみ、ということで。待ちきれない方は、6月8日(土)、檜原村にぜひ来てください。そして、ぜひプロジェクトに加わってください。

最後に、グリスマが2013年度推進する「都会⇔田舎Connect!連盟」についての説明を代表のいまなかからさせていただいて。
なんと21名が、コネクター(この連盟に加わって、都会と田舎をつないでいく活動を行う仲間)になりました。
出だしから、盛り上がりました! 檜原村ゴマ畑プロジェクト(仮称)。

全快野菜ちゃん

毎月、檜原村に行って、ゴマを育てていきます。そして、ワークショップでプロジェクトをカタチにしていきます。
今回参加のみなさんありがとうございました。
2回目、皆さんと、そして、これを読んでくれたアナタ! の参加をお待ちしています。告知はfacebookのイベントと、ウェブサイトgreensmile にて行います。

全快野菜ちゃん

第1回目は現場監督を務めさせていただき、参加者のみなさんと作業したり、考えたり、食べたり、飲んだり、笑ったり、雨にぬれたり、ビールが心にしみたり、本当にいい時間を過ごさせていただきました、黒川豆でした。
ではまた、来月。
かしこ。



こぼれ話:
今回、私の独断で、参加のみなさんに「個性が光る名札を作ってきてください」などという指令を、生意気にもさせていただきました。そこで、出させていただいた「名札賞」。2名が受賞しました。受賞特典は、次回のイベント無料招待です。

全快野菜ちゃん

それから、5月に誕生日を迎えた3名に、サプライズでケーキを用意させていただきました。おめでとうございました。

全快野菜ちゃん