「猛暑」が挨拶言葉になりそうな
陽気ですね。
皆さま、お元気にお過ごしでしょうか。
さて、本日のテーマは
外国人スタッフ教育について
ホテルや介護施設、IT企業等へ
研修に伺うと、外国人スタッフが
増えてきていることを痛感いたします。
また、
職場では、日本語力が壁になって
教育が上手くいかない…という声も
よく耳にします。
そういう私も以前は
「外国人スタッフ」として
航空会社で勤務しておりました。
当時の経験も踏まえ、
外国人スタッフへの指導や
共に働く上でのポイントを
お話ししたいと思います。
1.口頭(日本語)で指示を出すとき
まずは音声表現から。
話す速度は普段よりゆっくりと、
そして、母音を意識してはっきり
発音するようにします。
海外へ行ったときのことを
イメージすると
理解しやすいですよね。
また、あやふやな理解を補うために
目で確認できる資料を用意すると
よいでしょう。
次に、伝え方です。
お願いしたいことを、端的に伝えるために
文章は短くします。基本は、一文一意です。
一度にたくさんの指示を出さないように心がけます。
2.YES-NOは、はっきりと
日本人は欧米人に比べると、
相手の気持ちを慮って、
「YES-NO」をはっきり言わない
傾向があるといわれています。
外国人スタッフはアジア圏の方も
多いので、一概にはいえないところもありますが
仕事の場面においては、
「できること」「できないこと」は
はっきり伝えておく必要があります。
日本人的な感覚で、
「こんなことを言ったら気を悪くするのでは」
と遠慮して伝えなかったことが
後でトラブルに繋がる可能性もあります。
注意しましょう。
3.挨拶や雑談
職場に外国人が少ない場合は
孤立してしまわないように、
挨拶や声掛け、雑談など
日常のコミュニケーションも
大事なポイントの1つです。
挨拶は
「笑顔で、相手を見て」が基本ですが
なかなか実践できていない方が
多いように感じます。
笑顔には
緊張を和らげる効果があり、
「あなたに関心があります」
というメッセージを相手に伝えます。
言葉の壁があり、様々な不安を
抱えている外国人スタッフにとって
笑顔での挨拶は特別な意味を持つと
考えます。
4.新しい価値観を楽しむ
価値観は人それぞれ。
育った環境や仕事での経験などが
影響しており、正しい、間違っていると
いう判断が難しいものです。
日本で生まれて、育った人にとっては
当たり前のことであっても
海外に行けば、それが常識ではない
ことは多くあります。
外国人スタッフを異なるものとして
特別視するのではなく、
新しい文化や価値観を理解する
きっかけとして楽しんでみては
いかがでしょう。
IT企業での外国人スタッフ向け
ビジネスマナー研修の写真
外国人向けに研修を行う際は
歴史的背景の説明など
日本人向けの研修とは違う
アプローチも必要ですが、
思いがけない質問や反応が
あったりと、毎回新たな発見が
あります。
本日もブログをお読みいただき
ありがとうございました。
インプレッジ株式会社