今日の朝、通勤列車の中で | 3歩進んで2歩下がる?

3歩進んで2歩下がる?

毎日がリハビリです。2004年8月、健常者から右半身麻痺へ、そして今は、左半身も巻き込んだ、全身に係る新たな病気と向かい合っている毎日です。

今日の長崎は、朝から雨でした。ここ2・3ヶ月通勤時には、あまり雨は降らず、傘を持って歩くことは久しぶりです。傘を持つと歩くスピードがどうしても遅くなってしまいます。また、ホームで並んで待ち、列車が入ってきた時も素早く傘をたたむ動作が必要となります。(田舎の駅なので、編成全部に屋根はかかっていません)雨の日には、晴れた日とちがって、動作や行動の1つ1つに気を遣います。更に滑らないか等健康な時にはなんともなかったことが、大変になってきます。そんな中、朝の通勤列車で横で立っていた、私の娘と同じ歳ぐらいの女子高生2人の会話が耳に入ってきました。


女子高生A「スティビーワンダーって知ってる」

女子高生B「知ってる、あの目の不自由な歌手よね」

女子高生A「目だけじゃなくて、鼻からの臭いや口で味もしないだって。」

女子高生B「じゃ、耳が聞こえるだけ、たいへん。」

女子高生A「まさに、音楽をするために生まれてきたようなものよね」

女子高生B「ふーん」

女子高生A「彼は、生まれたときから目が見えないから、黒人問題は理解していても、黒人自体が解らないそうよ」

女子高生B「そうよね、私たちは今失明しても、17年間の経験があるからどうにかなるけど・・・・?でも、私は失明したら生きていけない」

見た目は、ちゃらちゃらした高校生でしたが、なかなか難しい話題を話していたので、つい聞き入ってしまいました。私は、変なおじさんではありません。逆に勉強になりました。