トマト。～ピリ辛トマトな油淋鶏～

昨日。

夜遅くに出張から帰ってきたさぶろー山。

さぶろー山「ただいまー♪」

4日ぶりに踏みしめるマイホームの地。

さぶろー山「久々のおうちだー。」

どんなに汚れていようが、

どんなにほこりまみれであろうが。

（あたし、さぶろー山がいないのをいいことに一回も掃除してませんのでね。）

さぶろー山「やっぱおうちはいいなー♪」

自宅というものは、やっぱりよいものなんですな。

さぶろー山「お腹すいたー。ごはん食べるー。」

ごはんをもりもり食べて。

さぶろー山「んー！ご飯うっまー！！！」

ゆっくりお風呂に浸かって。

さぶろー山「ふひー。あーキボヂエエ。」

あたしのヨダレまみれな布団でおやすみなさい。

さぶろー山「ぐはー・・・・・すぴー・・・・・ぶほー・・・・・すぴー・・・・。」

そんな帰宅から一夜明け。

彼が今、どうしているかと言いますと。

さぶろー山「うう・・・ううううう・・・泣。」

泣いています。

さぶろー山「うう・・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁ～ん。泣」

ええ。

泣いています。

久々のおうちが嬉しいのかな？

イイエ。

カラスにきゅうり食べられちゃったのな？

イイエ。

イイエ。

イイエ。

違うんです。

ピリ辛トマトな油淋鶏・おじゃがと舞茸の煮もの・冷奴・おかひじきの味噌汁

他に理由があるんです。

34歳、両国目前、前髪薄めのおっさんが声をあげて泣いちゃう理由。

まず。

晩ご飯です。

冷奴です。

かつおぶし＋ネギにごま油と醤油を混ぜたタレをかけた冷奴。

今年もきそうです。

冷奴病。

こちらは煮もの。

おじゃがと舞茸の煮もの。

じゃがいも、舞茸、人参、油揚げなんかを煮ただけです。

特にめずらしいものはありませんが、

舞茸の出汁がうめーです。

これはね。

久々のヒットです。
ピリ辛トマトな油淋鶏

これはね。

美味い。

まーじーで。

美味い。です。

ちょー。

美味い。です。

冷蔵庫にトマトいっぱいあるしー。

スパイス大使しなきゃだしー。

的な発想でできあがった組み合わせなんだけどね。

これは美味い。

べらぼーに美味い。

あたしが腹減らしだったことや。

トマトが特別なトマトだったことをふまえても。

これは美味いです。　マジでうまい。

ピリ辛トマトな油淋鶏

【材料】4人分

鶏胸肉・・・・・2枚

●酒・・・・・大1

●醤油・・・・・大1

●すりおろした生姜・・・・・1片分

葉ネギ・・・・・5～6本

トマト・・・・・2個

お好みの生野菜・・・・・好きなだけ

◎砂糖・・・・・大1.5～2

◎酢・・・・・大4

◎醤油・・・・・大1.5

◎ごま油・・・・・大1/2

◎ラー油・・・・・小1～

サラダ油・・・・・適量

片栗粉・・・・・適量

【作り方】

1：鶏肉は皮を取り、観音開きにして、厚さが均等になるように麺棒で叩く。

皮が好きな人はつけといてもいいです。

2：1の鶏肉を半分に切り、●印を混ぜ合わせたものに20～30分程度漬ける。

漬け時間を短くしたい時は手でもみこむといいよー。

3：トマトは種をとって1ｃｍ程度の角切り、ネギは小口切りにする。

長ネギを使う場合はみじん切りに。

4：トマトに塩ひとつまみをふって5分程置き、でてきた水分を捨てる。

塩をふることで、余分な水分が抜け、トマトの旨味も凝縮されます。

5：4のトマトに◎印と小口切りのネギを入れ、馴染む程度に混ぜる。

ラー油の量はお好みでどうぞ。

6：生野菜は食べやすい大きさに切り、冷水で洗ってザルにあげ、水気を切っておく。

我が家はサニーレタス1/2個と水菜1束程度を使いました。もっといっぱいあってもいいかも。

7：2の鶏肉に片栗粉をつけ、170度の油で揚げる。

1で鶏肉の厚みが均等になっていれば、鶏肉が浸る程度の油で揚げ焼きしても全然大丈夫です。

8：両面がキツネ色になったらバッドにあげて油を切り、食べやすい大きさに切って、野菜の上にのせる。

油切りが甘いとベタつくので、油はしっかり切ったほうが〇。

9：5のタレをたっぷりとかける。

汁ごとかけてー。

ピリ辛トマトな油淋鶏できあがり～！
これ・・・

ふっつーの油淋鶏にトマトとラー油を足しただけなんだけどね。

なのに。

なのに・・・！

なぜだか美味い。　ちょー美味い。
おかん「うっま。これすんごい美味しい。このタレすごい美味い。」

あたし「分かるー♪ちょーうまい。この味さいこー！あたし天才ー♪」

ホント、衝撃の美味さ。

おかん「・・・・・タレ、飲も。」

ずずずずずー。

ありがとう。

そこまでしてくれて・・・。（ちょっとドンビキだったけど。）

タレにしっかりと浸かったこのお肉。

も。

美味い。

美味い。

さいっこーに美味い！！！

だけど。

何気に一番美味いのは。

この　生野菜　だったりする。

鶏肉の熱と油でちょっとヘタった生野菜。

それがこのタレとすんごいよく合ってね。

野菜だけでもイケる！！！

ってくらい美味かったー。

添える野菜はたっぷりがおすすめです。

うちが使ったのはサニーレタス1/2玉と水菜1束でしたが、

次に作る時は倍くらいあってもいいかもなぁ。

次回は山盛り野菜にのっけてリピしよう♪

スパイスを使った時短料理レシピ 　　　　今年の夏はラー油にハマりそう。

そんな、大絶賛だった油淋鶏。
美味しさの決め手はこのタレだったわけですが。

少し時間を巻き戻ししてみましょうか。

これはタレですね。

ええ。タレ。

これはトマトですね。

ええ、塩をふったトマト。

そしてこれは。

角切りになったトマトですな。

では、もう少し時間を巻き戻してみましょうか。

これはね。

切る前のトマト。

ツヤツヤだね。

真っ赤だね。

なんかさ。

あたしさ。

このトマトを見た時、なんとなーく見覚えがあったんだよね。

うん。

なんとなーく・・・
7月10日撮影　「色づき」

なんとなーく・・・

7月6日撮影　「実」

なんとなーく・・・

6月13日　「初めての実」

さらに時間を巻き戻してみますと・・・

4月28日撮影。

おかめ4号

あたし「お・・・お・・・おか・・・おか・・・おかっ・・・・！！！」　　おかんと言いたい。

おかん「なぁにー？」

あたし「さっ・・・さっ・・・と・・・と・・・と・・・・！！！」　　さぶろー山のトマトと言いたい。

おかん「なぁにー？」

あたし「とっ・・・とっ・・・トマ・・・！トマトマトマ・・・！」　トマトトマトトマトトマト・・・

おかん「ああ。それ？もいじゃった。」

も。

も。

も・・・

もいじゃったー！！！

またもや。

再び。

昨日に引き続き今日まで。

モイジャッター！！！

おかん「だってもう真っ赤なんだもん。」

まさか。

まさかの。

昨日の今日で。

きゅうりだけならまだしも、

さぶろー山の。

大切な。

ある意味命をかけたトマトまで。

も・・・

も・・・

も・・・

モイジャッター！！！

おかん「大丈夫だよー。また赤くなってたしィー。」

確かにトマトの実はひとつやふたつではない。

だが。

しかし。

あたしが思うに。

そういう問題ではなく。　　絶対ない。

あたしは。

さぶろー山が一番初めに赤くなったあの子に。

名前をつけていたことを知っている。　

桃子1号と。（品種が桃太郎だから桃子。）

おかん「だってあのままにしたら腐っちゃうもーん。」

いいんですよ。

腐っても。

例え腐り落ちて、

トマトの実が半分になろうとも。

「初収穫は自分の手で」

っつーね。

この行事がね。

彼にとったら一代イベントなわけでして。

むしろそれを楽しみに日々手をかけていたわけですし。

ね。

それを勝手に。

おかん「えー。だってもうもいじゃったしィー。」

モイジャッター！！！

って。

ちょっとあなた。

その行動が。

どれほどの意味を成すのか。

あたしゃ、考えただけで。

涙がでそーです。　　いや。実際さぶろー山は泣いていすが。

モイジャッター。

モイジャッター。

さぶろー山のトマトモイジャッター。

なんてことをするんだこのおばばー！

と、相当あたしも怒りましたけども。

しかし。

ネ。

もいじゃったものは。

どうやっても戻らない。

アロンアルファで接着しようかとも思ったんですが、

全然くっつきませんでしたし。

も。

しょーがない。

しょーがない。

食えば満足するデショ。

で。

油淋鶏。

あたし「ねぇ・・・美味しい？油淋鶏・・・美味い・・・？」

さぶろー山「うん。美味いー！すっごいすっごい美味い。このタレが美味い！！！」

確かにね。

満足してた。

すっごいすっごい美味しいねって喜んでた。

だが、しかし・・・

だが、しかし・・・

さぶろー山「も・・・も・・・も・・・桃子1号がいない！！！！！！」

今日の朝一番に桃子の様子を見にいったさぶろー山。

そらもう。

大慌て。

あたし「・・・・・・。」

おかん「・・・・・・。」

あたしとおかん。

口が開けない。

さぶろー山「桃子が・・・！桃子が・・・！桃子がいなくなったー！」

あたし「・・・・・・・・・。」

おかん「・・・・・・・・・・・。」

桃子・・・

いないこともないんだけど・・・ね。

ちょっと見えない場所にいるだけで・・・。

さぶろー山「桃子知らない？桃子が・・・桃子がいないんだ・・・！」

あたし「・・・・・・・・・・・。」　

知ってる。知ってる。

おかん「・・・・・・・・・・・・・・・。」　

桃子の居場所、知ってます。

あたし「・・・・・・・桃子・・・そこ・・・・・・・・。」

そっと。

さぶろー山のお腹を指した。

さぶろー山「えっ・・・？！」

あたし「桃子はみんなのお腹に・・・」

さぶろー山「えっ・・・・・？！」

あたし「おかんがモイジャッターして、あたしが作ッチャッター。」

そしてみんなで食ベチャッター。

さぶろー山「ええええええええええええええええ

えええええええええええええええーー！！！！」

すまん。

と、言うか。

何と言うか・・・

やっぱりすまん。。。　　他にかける言葉がありません。。。

さぶろー山「ひどいよ～・・・ううう。俺がもいで、俺が作りたかったのに・・・。泣」

さぶろー山「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーん！泣」

思えば・・・

最初から最後まで。

トマトに縁のない男でした。

縁のなさ①

縁のなさ②

あったあった。こんなことあったね。

縁のなさ③

うんうん。あったよ。こんなこともあった。

そして最後はこれ。
ホントすまん。。。

ぽちっと応援ありがとう！

　　　 　　　

THANK　YOU！

人気ブログランキング に参加しています

レシピブログランキング に参加しています

にほんブログ村 に参加しています

さぶろー山「ううううう・・・泣。・・・・・・・・桃子・・・泣。」

※トマトのショックがデカすぎたのか。

きゅうりのことは話題にものぼりませんでした。。。