愛情の飢餓感

自分を愛してくれる人は、
この世に居ないものかと、
時折考える。

それは妻、両親、
同僚なのかもしれないが、
少なくとも離れた妻とは、
抜き差しならなくなっているし、
父は堅物で、
母が一番近いが、母には、
一番甘やかされ育った気がする。

もう４０歳も近くなるが、
子供じみた、
情けない感覚が残っており、
自己中心的な感覚もあり、
自立できない。

どうすれば抜け出せるのか、
先生のところでは、
『強迫性障害』『仮面うつ』
との診断を頂き、
殆ど仕事をしない時分を責める。

部下もやってくれるのだが、
それに甘えると、
ますます駄目になる。

少しずつだが営業電話をし、
資料を送る。
ここぞというところに送ると、
やはり元気になる。

でも愛情の飢餓感は癒えない。

愛情の無い環境で、
育った場合もだが、
私の場合は愛情が多く、
自立出来ていない面が、
今の状況を生んでいるに違いない。