湊かなえ先生の

[告白][夜行観覧車]という作品を読み、
それの面白さから
この方のことが好きになりました。


他の作品にもとても興味が湧き、

今日は[母性]という本を読みましたよ。


湊かなえ先生の世界観には

誰の心の中にもある闇が
描かれていて、

それは決して悪ではなく、

人間には醜くても仕方がないところがあると

自分の経験にも通じるものがあって、

夢中になって、読んでいるうちに

あっという間に最後まできてしまいます。



みんな、自分勝手。

それで当たり前。

だから周りのことも自分のことも
許そう。

そう思います。



言葉が足りない、

それだけで取り返しがつかないほどに
すれ違い、思い違い、

終わってしまう関係もある。


でも、本音で何でも言えばいいというものでもないし、
人間関係って難しいですよね。


同じ問題でもケースバイケースで

その答えは生き物のように姿を変えるから、
人間関係においては
答えなんてないも同然ですね。


ただ、その時々で真摯に考えていく。

どんな場面からも、どんな人間からも
学べる姿勢でいつも在りたいものです。


腰を低く、厳しくも優しく在りたいものです。


そんなことを考えさせられる
湊かなえ先生の作品。


人の秘められた狂気なんて、、

実際には滅多に見る機会がないですよね。


でも、それは普通の生活の中にも
あらゆるところに散りばめられているんだなと、
作品を通してゾクゾクさせられます。


女性には子供がいてもいなくても、

母性を持つ者と、母性を持たない者の
二通りいる。

という作者の着眼点にハッとさせられました。


【母性】面白かったです。


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