1998年、東京国際映画祭グランプリ受賞作品。スペイン語映画。
後にトム・クルーズ主演「バニラスカイ」としてリメイクされました。

持っているのはDVDではなくVHS。
そのラベルの裏には「CUBEを越える恐るべきサイコスリラー」と書かれています。
これってサイコ?スリラー?

Monody-open your eyes


確かに夢と現実が曖昧になる展開でした。
ハンサムで自由な恋愛を楽しみ、裕福な生活を送る青年セサール。
一人の女性との交通事故で一変して悲劇の主人公に。
顔は醜く変貌し、恋人からも冷たくされるものの、不可能とされた手術は成功し、
もとの生活に戻れる、かと思えたものの・・・・・

Monody-OPE YOUR EYES裏表紙
  http://jp.youtube.com/watch?v=yeLZgDf2Ce0&feature=related

悪夢と現実、そして主人公セサールの喪失感を描く映像はスタイリッシュ。
謎めいたストーリー展開には引き込まれ、見る者にも「現実?夢?」セサールとの一体感。

それはそれは引き込まれて、見入ったものでした。

その数年後には「バニラスカイ」として再登場。
とはいうものの、ちょっと趣きが変わっていたような・・・

この「OPEN YOUR EYES」の監督は26歳だったのですね。
マイビデオBOXから出てきた「ビデオの裏表紙」を改めてみて知りました。

主演のエドゥアルド・ノリエガの作品を見ることはそれ以降ありませんが、
共演のペネロペ・クルスはその後「オール・アバウト・マイ・マザー」を見て、
「ブロウ」を観て、そして「バニラスカイ」での再ソフィア役で見ました。驚きましたね。

「バニラ・スカイ」と「オープン・ユア・アイズ」どちらがいいかと云えば、
個人的には原作の「OPEN YOUR EYES」をお薦めしたいですね。