こんなんです。

毎日放送でやってる
*“水野真紀の魔法のレストラン”*
のコラボのお弁当です。
前回logの阪神百貨店でやっている催しで一緒に買ったものです。
私は日光鱒寿しが食べたくてダンナに頼んだので、もうひとつは自分の気に入ったヤツを買っておいでと言ってありました。
そこで選ばれたのがこれです。
私はきっと選ばない。
ダンナとは好みが似ているなと常々思っていたのですが、やっぱ違うなと思いました。


中身はこんなんです。

¥999
第一印象は『あれ?意外とスカスカな感じ。』
ソースとタルタルが入った袋が真ん中辺りで大きくスペースを取っています。
こんなものは隅っこに平たくスルッと入れておくもんです。
パッケージにお金掛かってるだけちゃうのん?という疑惑で一杯になりました。


蓋部分の裏側にお弁当の内訳が六法全書風?に書いてあります。
第一章 【カルビごはん】
第一条

しょう油と砂糖で甘辛く味付けされた薄切りのカルビがご飯の上にのっています。

この大阪辺りの駅弁メーカーではよく名の知られた*淡路屋*が作っているので、味はなかなか美味しいと思いました。

第二章 【海老カツ(勝つ)・牛肉重ね巻き】
第二条 海老かつしそ巻

海老のすり身をしそで巻いたものを更に牛肉巻きにしたもの。
ソースをつけて食べてくれと書いてあったのでその通りにして食べたけれど、ソースじゃないなーと思いました。
第一章がしょう油味で第二章がソース味だから
しょう油の“しょう”と
ソースの“そ”で
“しょうそ”→“勝訴”らしい。
ダジャレってことです。


第三条 野菜牛肉重ね巻

じゃがいも、ニンジン、インゲンを重ねた牛肉で巻いて焼いているそうです。
これ、
牛肉がまだ赤い所がありました。
牛肉だから大丈夫だと思ったんですけど、年末にノロウイルスにやられてお腹が弱っているので、大事を取って、取り出してレンジで温め直してから食べました。
しかし、
温めたのがいけなかったのか?
これはちょっと美味しくなかった。
何も付けずに食べたからかな?

タルタルソースが付いていたんだけど、これに付けたら良かったのかな?



その他、根菜ひじきサラダ、菜の花の胡麻和え、玉子焼き、リンゴの形をしたおまんじゅうが入っていました。これらはたぶん淡路屋さんが長年培った箸休めを加えているのでしょう。
そつなく美味しいと思いました。

しかし、ダンナは今日、ボソッと言っていました。
『あれ、あんまし美味しくなかったな。』

私も、そう思いました。
今思い返してみて、ところどころ美味しいと思ったのは確かです。
でも、全体としては美味しいという印象は無いのです。
不思議です。
結論、
全国から選りすぐられた有名弁当が並んでいる中、やっぱり急遽作られた素人発想の弁当は敵わない。

全国で鉄道の駅は一体全部で何駅くらいあるのでしょう?
大きな駅は一駅でも20種類くらいの駅弁が売られています。
駅弁として売られているお弁当は一体何種類あるのでしょう?
何千という単位なのかな?
万単位いってしまうのかな?
その中で美味しいとクチコミで有名になったお弁当が
こういうイベントで並んでいるのです。
ここまで来るまでにどんな思考錯誤が重ねられてきた事か?
吟味に吟味を重ねたお弁当です。隙のない精鋭たちばかりです。
今回出品された駅弁は空弁も合わせて260種類です。

その中からどうしてこの勝訴弁当を選んだの~~~;
これが私の素直な感想です。

淡路屋さん、サイトを見てみたら、ひっぱりだこ飯とかあなご三昧とか美味しいと有名なお弁当をいっぱい作っているのですね。やっぱりパッケージにお金掛かっちゃってるのかな?
全体のまとまりが無かったから、食べ終わったとき『あ~美味しかったね。』と言えなかったのかも。

次の日に『あれ、美味しかったな。』と言われる駅弁が有名駅弁になるのですね。
ほんの一食分を小さな入れ物にまとめたお弁当。
その中でも駅弁は電車の中で食べるという大前提があります。
食べ易く後味もよく胃もたれしない。駅弁って実はものすごく優れた一食なのだと思います。
人生、何食食べるかわかりませんが、その中の一食としてはかなりレベルの高いものではないかと思います。
火曜日までです。
梅田近辺で働いている方、お昼ご飯にいかがですか?全部で260種類だそうですよー!