プロペシアの2013年の年間売り上げが今年の2月、米メリク社より発表されました。
2012年の2013年では年間で33%売上が減少したようです。減少の一番の要因はプロペシアの副作用が減少していると思いますが2011年にアメリカでプロペシアの副作用が発表された直後と比べても2012年の売上は10%の減少をしていました。
2013年はアメリカでプロペシアのジェネリック薬が認可されたことで売上がさらなる減少の要因の一つとなったと思いますが発売されている同三か月間の売り上げでも前年度の同じ時期の3か月で$108millionだったプロペシアの売り上げが$68millionで37%の売上が減少しました。
同時にアメリカでは個人輸入代行サイトに対する規制が厳しくなったのでネットプロペシアやジェネリックフィナステリドを入手していた方はプロペシアや認可されたジェネリックフィナステリドに移行していると思うのでそれほどのプロペシア単体の売上の減少に影響したか定かでありません。
育毛 医薬品 ミノキシジル
プロペシアにも関係したFDAによる海外の医薬品ネット販売サイト1677サイトの強制閉鎖
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n192811
当然アメリカではプロペシアから乗り換えたジェネリックに乗り換えた方も多いと思いますが2012年と2013年の日本でのプロペシアの売り上げも減少したと米メリクが発表しました。
アメリカ国内でのプロペシアの販売売上です。2013年の4期目の販売売上です。
2013年1期 $68million 2012年1期 $108million
2013年2期 $67million 2012年2期 $100million
2013年3期 $71million 2012年3期 $104million
2014年4期 $77million 2012年4期 $112million
三期までの合計
2013年1~4期 $283million 2012年1~5期 $424million
2012年と2013年の売り上げを比較しても $141 million 33%の減少が発表されました。
2012年のプロペシアも2011年に比べればプロペシアの副作用が報告され、すでに売り上げが減少した売上高です。2013年にジェネリックフィナステリドが認可されたとはいえ、2011年~2013年の急激な売り上げの減少にはプロペシアの副作用が影響していると思われます。
日本の場合はジェネリックは認可されていませんが個人輸入代行で入手できる環境が以前と変わらないことを考えれば純粋にプロペシアの売上高が減少していると言えます。
以前もご紹介しましたが日本の子宮けいがんワクチンの問題が露呈してから接種している方は当然減少したと思います。
酷似するプロペシアの副作用と子宮頚ガンワクチンの副作用の問題
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n179017
日本で認可される前に子宮けいがんワクチンの問題は海外で確認されていましたがそれでも日本では認可され、無償で接種を受けれられるほどになりましたが問題が露呈をしてから利用者は圧倒的に減少しました。
いくらジェネリックがアメリカで認可されたとはいえ、アメリカの医薬品の個人輸入代行の規制により、医療機関を受診してプロペシアやフィナステリドを入手する方の増加も加味すれば2013年度にアメリカでのプロペシアの利用者は減少していることが想定されます。
日本の正確な数字は米メリクからは発表されていませんが日本でも売り上げが減少しているのは副作用や実際のプロペシアの効果効能が周知されたことが関係していると思います。
海外ではポストフィナステリドシンドローム(PFS)というプロペシアによる後遺症に対する名称もあり、報道や研究発表、集団訴訟を紹介する患者会のHP(http://www.propeciahelp.com/)や研究を支援する財団(http://www.pfsfoundation.org/)が設立されています。
一時的な副作用としてプロペシアを服用することで一時的に男性更年期障害のような症状を発症する方がおられ、これにより、精力減退やED,うつ症状を発症することがあります。これが重症化すると男性ホルモン補充する治療を余儀なくされる場合があります。
服用を中止するだけで改善が見られるケースもありますが年齢に関係なく男性ホルモンが抑えられすぎてしまい、実際男性更年期障害という診断を受ける場合があります。
実際PFSよりもプロペシアとの因果関係ははっきりしていませんが男性更年期の診断を受けている方のほうが多いようでテストステロンの補充を余儀なくされています。
薄毛を良くするためにプロペシアを服用したのにも関わらず、逆に男性ホルモンを補充する治療を受けなくてはいけなくなる状況が存在します。
そのようなリスクを冒してまで「抜け毛の減少」や「髪のハリの改善」といった回復効果しか確認されていないプロペシアを服用されているかの最終判断が患者自身に委ねられています。
1年目、3年目の臨床データでも著明な改善を前頭部、頭頂部で感じたという方は100人中1人も満たないような結果で大半の方が不変と示されています。
プロペシアの副作用だけではなく実際の効果について医師がもう少ししっかりと説明をする必要があるのではないかと思います。
プロペシアの回復効果のデータの根拠と1年目、3年目、5年目の臨床データの実情 (ぜひお読みください。)
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n217319
プロペシアの実際の効果や副作用について別のお二人の方にそれぞれ詳しく解答をしていますので服用前にぜひお読みください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14119134224
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12120745967
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