花:バラ(エキサイティングメイアン)
器:新村竜也作ガラス花器
知らない花に出逢えることはいけばなの楽しみのひとつですが、今回は正にそれでした。
このバラ、花屋さんのキーパーの中で一際異彩を放っていました。
一輪でも強烈なインパクト!
名前を調べて更に驚嘆!!
実に創作意欲を掻き立てられる花です。
デザインが面白い花だからこそ、手をあまり加えずシンプルに…。
葉を一枚残して一花一葉のあしらいにしました。
花ひとつ、葉ひとつの最小限の構成要素でいけばなを形作る一花一葉は元は古流の奥義で、花が陽、葉が陰を表し、陰陽和合を意味しています。
また、手軽でリーズナブルにでき、現在のライフスタイルに適ったいけばなの手法なのではないかと思います。
エキサイティングメイアンの花を右前方に立て、葉を左後方に流してバランスをとっています。
花の赤と葉の緑のコントラストが美しいです。
また、花数の少ないあしらいは器の選び方も重要なポイントです。
ガラス花器・新村竜也さんの赤と黒のケーンが走るこの器がエキサイティングメイアンを見た瞬間に頭に思い浮かびました。
正に花と器のエキサイティングなセッションです。
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