平成26年度都立武蔵高等学校附属中 適性検査Ⅱ


今年の問題は、過去の受検問題などと比較しても出題が大分落ち着いてきたと思います。

A4で1ページにぎっしりと表が載っていたり、地形に関する問題、地球環境、とくに温暖化に関するものは定番になりつつあると思います。


一見すると、大人でもびっくりしますが、よく問題文を読んでいると読み込むところが限られるので、落ち着いて問題に取り組む必要があると思います。


それでは、

大問1は日本各地に吹く風に関する問題です。

問題1

(1)「だし」という風の吹く傾向を風向きと地形との関係について答える問題(分析説明)

(2)「ふじおろし」が吹く風向きを図示(作図図示)

問題2

(1)季節を一つ選び、風向きごとの出現割合を計算

(2)は(1)をグラフにする問題(グラフ作成)

問題3

明治時代に書かれた日記にみられる風の記述を読んで、その時どのような天気だったかを答える問題(分析説明)


ふと、

今年の都立武蔵中の受検問題と都立大泉中の受検問題は非常に似ていると感じます。詳細は改めて・・・。


大問2

問題1

3つの木の切り株から年輪を読み取る問題(計算)

問題2

(1)土が1年間に堆積する厚さを求める問題(計算)

(2)氷床の深さと年代の関係を表したグラフを読み取り、自分の考えを書く問題(グラフ読解説明)

(3)南極付近の気温の変動を読み取り、植物の変化と気温の変動の関係を説明する問題(グラフ読解・分析・説明)


問題数は、そんなに多くは有りませんが、その分1問にかかる時間が多くなる傾向にあります。正確に計算する力や地理に関する基礎学習はしておいたほうがよいのではないでしょうか。