さて、大問2【問題3】に進めていきましょう。

この問題は、単なる計算問題なので正解したいのですが、旧暦の一時の長さが昼と夜・夏と冬で異なることに気を取られてしまいすぎると、何が何だか分からなくなって解けないということになりそうな問題です。


<図3>をよーく見てみると、解法が浮かんできます。

夜と昼の境目も夜間・昼間の一刻の半分と言っているので、夜とと昼の境目・昼と夜の境目でも一刻の半分ずつなので合わせると一刻分となることに注目しましょう。


では、解説にまいりましょう。

問題は、「夏のある日」と「冬のある日」の昼間の一刻の長さを比べ、どちらが何分長いか、短いかを答えなさい。<きまり>に従って答えなさいとありますが、その決まりは<図3>に組み込まれていることがわかります。


夏の昼の一刻の長さ

19時36分-4時00分=15時間36分

15時間36分÷6 刻=156分


冬の昼の一刻の長さ

16時58分-6時10分=10時間48分

10時間48分÷6刻=108分


その差

156分-108分=48分


夏の昼の1刻のほうが、48分長い