大手ショッピングセンターなどで「いきいきランド」なる、
電子健康器具「フィットケア」の体験イベントについてのまとめサイトです。
●いきいきランド
・この地域にフィットケアを使った治療院の出店を検討しているのだが、
事前に顧客開発をしたいので、この無料体験会に参加者を集めたい。
一定数の参加者が集まれば出店するつもりである。
・結論から言えば、
イベント最終日には目標人数に届かなかったので出店できないと泣き落としにかかり、
すっかり洗脳された参加者たちは
「ケンちゃんが頑張ってたから……」
と購入してしまう。
・ショッピングセンターに場所代を支払っているのだから
金を取らないなんてありえないし、
仮に出店のためにPR活動だとしても2003年からやってきて、
いまだ全国5店舗というのは少なすぎる。
・例えばイベントで1000人集めて、
そのうちの30人にでも買わせることが出来れば黒字なんじゃなかろうか。
●フィットケアについて
・ただ電気が流れるだけの機械。
・特殊な電流だというが何がどう特殊かは会場の説明員も説明できず、うやむやにされる。
・ガンも含めた、虫歯以外のすべての病気に効果がある。
・価格は約50万。ある程度貯蓄のある年配の方なら買おうと思えば買えないことはない値段。
・大手電化製品勤務の知人に言わせれば、
生産台数を考慮してもせいぜい5万、絶対に50万もしないとのこと。
・イベント開催中の約2ヶ月間に訪れる客は300~2000人程度とのことだが、
ガン患者を身内に持つ人はたとえ眉唾物だとわかっていても買わざるを得ないであろう。
・筐体の大きさの割りに軽い。50万円に見合ったサイズが必要ということだろうか。
●背後について
・米国財団法人野口医学研究所という組織がバックについているようだが、
この組織は野口英世本人や遺族とはなんら関係無く設立され、様々な裁判沙汰を起こしている。
野口英世とはなんら関係ないにも関わらず、本人の写真を掲載したサプリなどを高額で販売。
裁判沙汰あり。
http://shibuken.seesaa.net/article/101246579.html
・なんと関連企業のセイシン企業にいたっては、ミサイル開発に使用可能な機器を北朝鮮へ不正輸出している。
(毎日新聞:2003年2月5日)
・そもそも野口英世という小学生でも知ってそうな名前を使うところが胡散臭い。
・英語サイトも含めてネット検索すると色々黒い記事が出てきます。興味ある方は調べてみてください。
●接客について
・説明員は20代くらいの青年。(イケメンというほどではないが愛嬌はある)
・身振り手振りというレベルにとどまらない体全体を使ったオーバーリアクションで、
シラフとは思えないテンションの高さ。
・ことあるごとに握手などのスキンシップを求めてくる。15分に4~5回程度。
・客に自分をケンちゃんやテッちゃんなどと呼ばせ親近感を持たせる。
・出店にはあと~人必要だから、知り合いを紹介してくださいとせがむ。
・あと~人集まれば、イベントを延長しますと参加者にはっぱをかけるが、
実は人数に関係なく延長することは決定している。
(某ショッピングモールに確認済み)
・毎日通うことの大切を説くのはよいのだが、
【説明員】「さぁ、皆さん声を揃えて!」
【一同】「ま・い・に・ち!!」
といった具合に客に大声で復唱させる。
・年配女性らは氷川きよしの虜になったかのような入れ込み具合。
・しまいには手料理などの差し入れまで持参する始末。
・「自分の弟は三歳の頃脳溢血で死んだんですが、このフィットケアがあったらと思うと
ある意味悔しくもあります……」
などと、うそ臭いお涙頂戴の話を繰り返す。
実際、年配女性らは泣いている。
・毎回のイベント終了後、
【説明員】「どうです!足が軽くなったでしょ!?」
【参加者】「え、ええ……そうですね」
と、同調圧力をかけながら効果を刷り込む。
それまでの和やかなムードを考えるとここで空気を読まずに否定することはかなり勇気がいる。
・何がもらえるわけでもないのに夏休みのラジオ体操形式のスタンプカードがあり、
毎日継続して通わせようとする。
・宗教や自己啓発セミナー、マルチ商法などの講習会とまんま同じ。
・普段、話し相手のいない老人や、ミーハーな年配女性は完全にひっかかる。