第9回粋な勉強会体験。「クチコミ概論~音楽業界からの視点」 | モバイル業界、史上最速、最大級の勉強会といえば、いきべん。

モバイル業界、史上最速、最大級の勉強会といえば、いきべん。

ケータイを軸に外貨獲得と内需拡大をもたらす明日のビジネスリーダーを輩出しようという松下村塾的な試み。ビジネスの気づきを求めて計150回4000人以上が都内某所で薩長同盟。「平日夜の粋な勉強会」という正式名称がありました。

いや~。めったに接する事のない音楽ギョーカイ。
なんか、モデレーターそっちのけで一生懸命聞いてしまいました。

一言につきます。
ハイスタンダードは7年。
モンゴル800は3年。

当たり前のことを地道にやってきたこと。

クチコミっていうと、
なんか魔法のようにウィルス感染すると思うけど、
こっちが意図的にやっている以上は、
それなりに地に足つけた不断の行動以外にありません。

これがネット業界へのアンチテーゼなのかなっと。
ピング打つだけじゃありませんよ。
RSSのファイルおくだけじゃありませんよ。
トラックバックスパムするだけじゃありませんよ。
BBSにコメント書くだけじゃありませんよ。

なんてね。

まず、メジャーレーベルのあり方。
ロングテールでいう恐竜の頭。

CMタイアップ、ドラマタイアップで、
つまるところ、テレビ局傘下の音楽出版に、
権利収入の一部をわたし、
「一緒に儲けましょうよ」路線の発想。
これもうまくいかない状況になりましたとさ。

それに対し、インディーズのあり方。
そもそも販促予算がない。
だから、コネとホネに頼るしかありません。

彼らは「ライブハウス」「レコード店」「媒体」という、
三位一体路線で活動します。

これは、「点から線、線から面」という発想で、

アンテナ張っているヒトを見つけ出し、
そのヒトをシンパにして、
シンパの取り巻きを結びつけ、ムーブメントを起すという方法。


都心よりも地方でそれをつくり、
都心でイベントしたら地方の奴らは絶対来る。

都心の奴としてみれば、
「え。そんなムーブメントがあるの?」
って、かえって気になりだす。
そして伝播がおこる。

で。
印象に残った言葉。

「クチコミはヒトとヒトが目を合わせて、『ほんとにこれいいよ』って思わせるそんな空間をあちこちで作ること以外にありえない。」


アマゾンのレビューは、
ほんとに買った奴のレビューなんでしょうか。

楽天アフリエイトもしかり。

それこそ、
友達紹介キャンペーン系の、
システムだけがからまわりするイベントも。。。

そもそもの人間関係を反故にすることを助長するようなサイトは要りませんよね。

なんてメッセージを感じてしまった勉強会でした。

で、今回の勉強会は22人。

ちなみにそのうちモンゴル800を買ったあるいはレンタルしたヒトが8人。

それなりにクチコミのすごさが思い知らされたんだけど、
その手法の全ては次回に話すんだとさ。

それをギョーカイでは。
「またぎ」というらしいんだとさ。

で。
二次会の二杯は、
勉強会初の広尾「ボン」。
タクシー四台。
15名で行ってしまいました。


そしたら、講師から次回への宿題。

「トルコのサバサンドを日本で売り込むにはどうしたらいいか」を2分で答えてください。

って。

呑みにいったら宿題。

こんな勉強会もオツですな。

http://gree.jp/?mode=community&act=view&community_id=37865