マネジャー研修でお話しするネタ

OTT(On the Team Training)

OJT(On the Job Training)といえば、
仕事を通じて社員の仕事力を高める育成アプローチのこと

その対比概念として、
Off-JT(Off the Job Training)
実務から離れた形での育成、教育研修や担当業務以外の
経験を積むもので、自己啓発なども含まれることがある。

さて、ではOTTとは?

チームを母体として、メンバーの育成を図る
というアプローチ

OJTでは、上司や先輩が、仕事を通じて能力開発を支援する
訳ですが、昨今の上司は自分も実務を抱えていたり、会議が
多すぎて現場にいることが少なくOJTをする時間がないという
声が多く聞かれます。

「時間がないは皆同じ、マネジャー各自で部下育成の時間を
とるべし」という精神論もありますが、
もっと効率・効果的な育成アプローチがあります。

それがOTT

このアプローチは、商品開発や研修開発のプロジェクト・マネジメントの
支援をしているときに現場で起きていることから発見しました。

私がご支援しているプロジェクト・マネジメントでは、全員参加の
プロジェクト・プランニングを推奨しています。
(やり方はまたの機会に詳述します)

この過程で、メンバー間の対話を通じて、各自の強み・弱み、知識や経験が
明らかになっていきます。

この基本情報をベースに、
プロジェクトで発生するタスク(仕事・作業)について、だれが、どのタイミング
でどの仕事と連携して進めるか
について話し合いを促進します。

通常は、プロジェクトのキーパーソンに仕事が集中し、全体進行の
クリティカル(制限)になることが多いので、そのキーパーソンの仕事を他の人でも
やれるようにプロジェクトの進行過程で、実務トレーニングをメンバー同士で
推進していくことが、プロジェクト目標の達成のために求められるようになります。

その結果、実務を通じてチーム内での育成が進む、というのがOTT。

プロジェクト・メンバー全員が、プロジェクトにどんな仕事があり、
どの仕事がカギになるのか
自分の担当の仕事の全体における位置づけと他者との連携ポイントはどこか、
なども明らかになっていきます。

このプロセスを通じるとメンバー全員での納期達成意欲も高い状態となります。

プロジェクト・リーダーも育成の悩みがちょっと楽になります^^

OTT、ぜひお試しあれ!

我がizuピースヴィレッジの週末ショップ「コラボン」11:00~18:00で営業してまーす♪

こちらもよろしく~♪