全国高校サッカー優勝の野洲高校
今日の全国高校サッカー選手権で、滋賀県の野洲(やす)高校が延長戦の末、2対1で昨年優勝校の鹿児島実業を下して初優勝しました。
鹿児島実業は監督が高齢で強面、恐そうな監督で、選手は坊主刈り。走り込み中心で基礎体力重視といった従来の「強豪校」という言葉がピッタリくるチームでした。選手は監督の指示に忠実で、求道的な表情でした。
野洲高校のサッカーは違いました。若い山本監督は「野洲からレボリューションを起こす」と標榜し、多彩な個人技を基本にしながら、運動量を十分に確保、そして高度に組織化されている、いわばブラジルサッカーの雰囲気がありました。選手が生き生きとプレーする姿が爽やかでした。
日本サッカー、かなり強くはなったものの、いつまでたっても得点力がつかないなど限界を露呈しています。野洲高校の新しいサッカーは、日本サッカーの停滞を打破してくれるのでは? と期待させるような内容でした。今後も注目です。