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続・フレーズを覚えるための練習は不毛です(1)
続・フレーズを覚えるための練習は不毛です(2)
前回は就職活動の指導をされている佐野真造さんのブログをご紹介しました。
http://ameblo.jp/positioning-sano/entry-11507049056.html
就職面接においても、自己PRなどをただ覚えて述べるだけでは伝わらない、
とのことで、
これを読んで、
ただフレーズを覚えて並べただけの演奏は、聴衆に躍動感が伝わらない、
ということと共通していると思いました。
佐野さんの記事は新卒採用の就職活動を想定されてのものだと思われます。
新卒の学生が相手なので、恐らく、中途採用者の面接のようなクオリティを面接官は求めていないと思います。些末な体裁よりも熱意や人柄などを見ているのでしょう。
就職活動における新卒予定者に相当するのは、音楽では、アマチュアプレーヤーやプロ志望の学生、ということになるでしょうか。
アマチュアやプロ志望の若手の演奏に対して、
一流プロのような演奏を期待している人はあまりいないと思います。
それよりも、
上手ではなくても一生懸命な演奏、少々粗くても若々しい勢いのある演奏の方が好ましい
と思います。
覚えたものをこなすだけの演奏は、
どんなに体裁が整っていても、
感動は生まれません。
どんなにヘタクソであっても心を打つ演奏は出来ますし、
アマチュアであってもその境地を目指してほしいと思っています。
繰り返しになりますが、
フレーズを覚えることを目的とする練習は不毛です。
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