ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ
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前回、前々回で
4分の4拍子スイング(4ビート)のカウントについて
「池田クラス推奨方式」の方法と目的についてお話しました。
まず復習としまして、
「池田クラス推奨方式」のカウントの出し方
(1)ボールが弾むように、垂直に手を上げ下ろしをする。
(2)1拍につき1往復(4拍で4往復) ←2拍で1往復ではありません。
(3)2拍目4拍目に指パッチン
今回は疑問、異論反論への回答です。
<3:疑問、異論反論への回答>
まず、「池田クラス推奨方式」が唯一無二の方法ではない、ということをお含みおき頂いた上で↓
(1)ボールが弾むように、垂直に手を上げ下ろしする。
まずこの点について挙る意見は、
スイングのリズムは弾む感じではなく、円運動、振り子運動である、というものです。
これは確かに正論です。
大縄跳びや振り子のように、下の点でトップスピードに出来るのであれば、
拍の点が明確であり、点から点の間隔もわかりやすいです。
スイング感については「池田クラス推奨方式」よりも感じやすい、と言えます。
しかし、初心者に"円運動"と申しますと、
観覧車のようにゆっくりと等速で腕を回し、全く拍が不明確になったり、
回して振り下ろして止まってしまって、躍動感のないものになりがちです。
これに加えて、2拍目4拍目で指パッチンをしようとすると、混乱してさらにぎこちなくなってしまうことが珍しくありません。
次項の話になりますが、円運動でカウントを出す場合は、
1拍につき1回転(2拍で1回転ではありません)になります。
(2)1拍につき1往復(4拍で4往復)
「せっかく裏打ちを練習しているのに、4拍すべてで手を動かさなければならないのですか?」
というご質問があります。
理由は前回も申したように、
1拍目に振り上げ2拍目で下ろすという方法では
1拍目3拍目の意識が希薄になるためです。
この点については、変更を強くお勧めしています。
もちろん、絶対ダメとも言い切れません。
ある映像で、1拍目に振り上げ2拍目で下ろす、というスタイルで動かしているプレーヤーを見ました。
ただし、このプレーヤーは足を1拍毎に踏んでいました。
4拍全てをきちんと感じているので、これはこれで良いとは言えます。
(3)2拍目4拍目で指パッチン
これについては
「指が鳴らないのですがどうすれば良いですか?」
という質問を頂くことが多いです。
私は「鳴っているつもりでカウントして下さい」と答えています。
確かに指が鳴った方が便利だとは思います。
しかし、口頭で「1、2、3、4」と言うことで補完出来るので、
指が鳴らなくても問題はそれほどないと思います。
しかし、指が鳴らない方で問題になるのは、
何とか指を鳴らそうとしてぎこちなくなることです。
手首をひねったりして鳴らそうとするのですが、
音が鳴ることに全く寄与しませんし、テンポが乱れるので、
全く良いことがありません。
指が鳴らない方は、無理をせず"鳴ってるつもり"でカウントして下さい。
次回はカウントの実践です!
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以前にもカウントの出し方について、以前も記事にしましたが、長いです。
http://ameblo.jp/ikedasatoshi-b/theme-10069397291.html