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音楽には正解がありません。
ジャズを教えていますが、すなわちそれは答えがないものについて語っていることです。
しかし専ら、生徒さんは一つの正解を求めています。
しかし唯一無二の正解はないので、それに対してこちらは複数の選択肢を伝えることになります。
そのため生徒さんは混乱してしまうことが少なくありません。
あまりにもあいまいですと、混乱させてしまうので、出来るだけ断定的な説明をするようには努めていますが、せいぜい「両論併記」的な説明になってしまいます。
「こうしなさい」とか「こうしてはいけません」ということは言いにくい状況です。
しかし、もちろん私なりの考え方もあるので、
私は、比較的強く肯定する場合は、
「第一の選択肢」「私はこう弾きます」
逆に強く否定する場合は、
「私の考え方とは相容れない」
という表現をよくします。
肯定的な「第一の選択肢」「私はこう弾きます」
にしても
否定的な「私の考え方とは相容れない」
にしても、
人によっていろいろな弾き方があることを示しています。
音楽、特にジャズを学ぶ場合は、
プロやプロ志望者は当然のこと、
アマチュアであっても、それぞれのレベルにおいて
奏でられている音についてどう感じているのか、どういう表現をしたいのかを考えて頂ければ、と思います。
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