ワン、 トゥー、 ワン・トゥー・スリー・フォー(3):意識 | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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演奏活動やレッスンについてつらつらと書いていきます。

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(2)機能 の話が補足1補足2 、と足踏みをしていましたが、やっと話を進めます。
進んでいると申しますか、むしろ同語反復のようなもので、進んでいないかもしれませんが、重要な点なのでお付き合い下さいニコニコ

カウントをする時の意識として、
(0)正確なテンポの意識
…これは当然として、
(1)次の「ワン」の意識
(2)メンバーに伝える、という意識
が重要と考えます。


<(1)次の「ワン」の意識>

これは(2)機能 の話とその補足1補足2 で繰り返し申し上げた内容です。
「ワン、 トゥー、 ワン・トゥー・スリー・フォー」の次の「ワン」、則ち演奏開始位置の意識が重要です。

次の「ワン」は各々の楽器を演奏し始める位置なので、口頭で実際に「ワン」という訳ではありません。
つまりカウントを出す(声を出す)という作業から、楽器を演奏するという作業に変わることになります。
そのためその間に意識の断裂が生じます。

カウントと演奏の間の意識が連続すれば、演奏開始時のテンポのヨレヨレ感は緩和されるかもしれません。


<(2)メンバーに伝える、という意識>

私のレッスンでは、アンサンブルレッスンはもちろんのこと、ベースの個人レッスンでも
小声ではなくしっかり声を出してカウントを出すようにして頂いています。

しっかり伝えるようにカウントを出すことは、自分自身のテンポの意識を高めることにもなりますし、
共演するメンバーもそのテンポをしっかりと共有することにつながります。

カウントに限らず、初心者の方はアンサンブルをすること、共同作業をすること、というところまでなかなか意識が回りません。
自分が弾くので精一杯というのも気持ちはわかります。演奏が始まってしまったら特にそうでしょう。
先ずは演奏を始める前のカウントの段階で、メンバーの意識を一つに集中するということを心がけてはいかがでしょうか?
そのためにカウントがある、という意識をすることが良いと思います。

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