今、何を練習しているのかを意識しましょう。

実際に演奏をする際は、
リズム、メロディー、サウンド、音程等々…
全てに注意を払わなければなりません。
しかし、初めから全てが上手く行くように練習することはたいへん難しいでしょう。

例えば、ベースは基本的に止まってはいけないパートです。
実際の演奏では少々音を間違ったとしても、途切れないように引き続けなければなりません。
クラシックピアノの発表会のように、間違ったからもう一度やり直し、という訳には参りません。

それゆえ、本番を想定した練習では、間違えてもためらわず弾くことが要求されます。

逆に、音程や運指を確認するためには、間違えた箇所、難しい箇所は、演奏を止めて確認したり、実際よりゆっくり練習することが要求されます。

つまり、例えば、同じFブルースであっても、目的によって違う練習方法が必要になります。

この意識の切り替えが意外に難しいポイントです。

どのような練習でも
慎重派の方は、間違えたらすぐ止まってしまいますし、
積極派の方は、間違えを気にせずどんどん弾いてしまいます。

そのため、
慎重派の方は、なかなかセッション、アンサンブルが出来るレベルになりませんし、
積極派の方は、プレーの雑さが改善されません。

自分が今、何を練習しているのかを意識すること、
これが練習の質を高めるために必要なことです。

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