Orange County-STAND&CAFE-日本一の流れを汲むクレープ屋のお姉さんと語る | いかるん滞在記

いかるん滞在記

斑鳩氏(http://com.nicovideo.jp/community/co85012)が東京に滞在した時に、一緒に行ったお店や出来事を紹介するブログ。

今回の旅の中で一番驚いた場所、それが間違いなく祖師ヶ谷大蔵です。
全国2位のパン屋さんにラトリエ ドゥ プレジールの売り切れ事件。
偶然近くにあった日本一うまいカレー屋さん馬来西亜マレー。
そして、その通り道を歩いていた時の事。
僕が本能で超反応したお店がこの店でした。

そしてこの小さな写真にすぐにひかれたのです。

素敵な居心地のよさそうな空間。ショーケースに見えるおいしそうなスイーツ。

そこまで広くもない店内に適度にお客さんがいて、しかもクレープを食べている。
そこでいかるんが調べたら、ORANGE COUNTYはクレープ日本一の店であるとわかったのです。

そこで、カレーでおなかがいっぱいにならなかったら、帰りに寄ってみたいなぁと言う感じで馬来西亜マレーに向かったのですが・・・・・・。

まあ、あのカレーにあのスイーツです。
そして、ご主人のご厚意でドリアンアイスもいただきました。
ココナッツアイスの余韻を壊したくないという思いもありました。
なので、どうせカレー屋さんにはまた来るだろうから、その時に来ればいいやと思っていました。

しかし、後で調べたらどうおもおかしい。
確かにORANGE COUNTY(オレンジカウンティ)は日本一のクレープ屋さんです。
でも、カレー屋さんの道ではなく電車の高架脇を行くイメージ。
いかるんは5月30日も行ってきたぞ!とTwitterで次の画像をUP


ガレットでしょうか?きのこ好きのいかるんらしいチョイスです。おいしそう!!


6月2日、いかるん、サラダさんを羽田空港でお見送りして、即馬来西亜マレーの予約を入れて、モノレールの限定お得きっぷを使い500円で新宿へ。そこから小田急についたら、まずはネットの方の地図の場所のORANGE COUNTYへ。


パチンコ屋さんを抜けた先はなんとテイクアウト専用の入り口。
ここでは事情が聞けなさそう。
少なくとも近くに同じ名前の店が偶然2件あるとは考えにくいです。
カフェは裏側にあるとの事で、そちらに回っていかるんの写真を見せてみる事に。
(数日前にも行った、何回も行っていると言っていたので絶対に会っていれば覚えているはず)


風情のあるたたずまいのお店です。さっそく中に入ってみます。
せっかくお水を出してくれたところを悪いのですが、いかるんの写真を見せてみます。
しかし、たくましいおばさんはうーんと首をひねるばかり。

あれだけいかるんのキャラが強く、しかも、確か、お姉さんと写真を撮っていたはず。




メニューも確かにものすごくいっぱいあるけど、僕の直感したイメージと異なります。

そこで、思い切ってカレー屋さん(郵便局近くの通り)にもう一軒お店を出しているか聞いてみる事に。
すると、コンセプトの違う店があるとの情報が。

なので、向こうで空振りしたら、こちらに戻ってクレープ食べさせてくださいとお願いして、例のカレー屋さんの通りへ。

歩く事10数分。

あ、この文字に見覚え有ります!
たぶんあの時のクレープ屋さんはこっち。
でも、同じようにOrange Countyとありますが続きがあって、STAND&CAFEの文字が。

そして、店内に入ると、美人の店員さんの姿が。
勇気をもって、スマホのいかるんの写真を見せたら、数日前に来たとの事!
こっちで正解!!


こちらでは席に着く前に注文します。
僕の心の中は、入り口の写真のメロンヨーグルトとキラキラはちみつゼリーのクレープなのですが、店主さんのお姉さんにお勧めを聞いてみると、
「うちはカスタードクリームを自家製で作ってるので、ダブルクリームの生クリームカスタードもお勧めですよ」との事。
Sサイズってありますか?とお聞きしたところ、100円引きであるとの事で、メロンヨーグルトトキラキラはちみつゼリーのクレープ600円に、ダブル生クリームのナマクリームカスタードSサイズ250円(安!)を注文。

落ち着ける奥の席に座って、今までの情報を手帳に書き記していきます。

最初に質問をするのもお邪魔になってしまうので、まずは1つ出来上がるのを待ってから。

第一印象は、美しい!

こんなコーヒーカップに入って出てくるのですが、こちらの文字をよく見るとやはり、Orange County-STAND&CAFE-の文字が。

まずは紙を少し破ってパクリ!
暖かいモチモチっとした不思議な生地にヨーグルトのさわやかさ、メロンの程よい甘さ、ハチミツゼリーの楽しい触感、ミントの葉っぱのさわやかさ。そして、これでもかと入っている生クリーム!

これは、確かに季節限定の味ではあるけど、ベーシックのを頼んでおいて正解だぞ?!

明らかにクレープそのものがおいしいんです。
周りの物ももちろんおいしい。
でも、クレープがまず違うんです。

すぐに2つ目のクレープが出てきたところで、アイスコーヒーを注文。
生クリームだらけで、せっかくの味がわからないと困るのでw
こちらも温かいうちに少し紙をちぎってパクリ。
濃いカスタード(バニラビーンズの香り?)に生クリームがこちらもたっぷり。
そして、何よりもシンプルな分よくわかります。

クレープそのものが、クレープっていうか、ちょっと不思議な進化したクレープである。

アイスコーヒーを持ってきていただいたところで、改めて質問タイム。

あの本店との関係は本店が7年前からずっとあそこにあるのに対し、このお店はショーウインドーの素敵なスイーツと、カフェとして楽しめるというコンセプトで、2年ほど前からあそこにある層です。知らない方は通り過ぎてしまう方もいるとおっしゃっていました。

さらに経堂には、ガレット(そば粉の甘くないおかず系クレープ)に力を入れたお店もあるとの事。
つまり、メインの高評価されたお店と同じ味がこの静かな環境でまったり楽しめるという事です。
これは僕にとって超高評価。

7年もやっていれば熱烈なファン、リピーターがいます。
馬来西亜マレーがそうです。
でも、あそこのご夫婦は新規のお客さんである僕らを家族のように迎え入れてくれました。
それがどれだけ難しい事か。

やっぱり、僕はコーヒーを飲みながら文庫本を読んで、まったりしながら少しだけ甘いものを食べるのが至福だと思ってしまうのです。
流れるゆっくりとした時間。会話がなくても、そこで作られるクレープの音、お母さんと子どもの楽しい会話、配達に来る人の声。そしてきれいな店主さん。

おそらく本店では、同じくらいの狭さでしょうから、そんなゆっくりしたことをしたら迷惑になってしまうでしょう。
テイクアウト専門の入り口があるという事から見ても、近所の子供が250円握りしめて買いに来るのが目に浮かぶようです。

コーヒーを味わいながら、お客さんがいない事をいいことに、いかるんの事を少し話しました。
食べ物を東京では食べまくってる事。自転車の事。だからパン屋のおいしいこの町に着た事。
すると、どこのパン屋さんですか?とお姉さんが食いついてきました。
僕は偶然、お店の写真だけ撮っていたのでお見せすると、やはりすぐにわかりました。

「ご夫婦がやっていて仕込みが大変で、だから週に2回お休みがあるんです。」
数が出せない理由が分かった気がしました。
PS,後日いかるんもあのパン屋さんを食べられたようです。
開店と同時に買って、ご主人と仲良く写真を撮っていましたw


さらに、どこに今まで行ったんですか?と聞かれたので、いかるんのコミュの行ったお店のリストをお見せしました。

すると、シニフィアンシニフィエ(三軒茶屋)は、パネトーネという円柱状の箱に入った確か3000円近くしたパンがあるから、ぜひ食べてみて?
との伝言が。
ギフトとなってるので頼んだら送ってくれるのかなぁ?

その後、男性と入れ替わるように本店支店にお出かけになられてしまいお話しする機会がなかったのですが、男性にここの正式名称がOrange County -STAND&CAFE-という事と、アイスコーヒー代をまだお払いしてない事、最後にショーケースを撮影してよいかと許可を取らせていただきました。








繰り返しになりましたが、良くお話ししてくれる店主さんに悪い人なし。
そして、食べ物が好きな人は、他の食べ物でも興味津々であるという事。
是非、神保町の500円ピザのお姉さんと会わせてどんな話をするのか、そこから何か新しい事が生まれないか?と勝手な妄想を膨らませたリオンなのでした。

ちなみに星は★★★★★です。
たぶん地元においしいこういうお店がないからだとは思うのですが、満点ばかりを付けている訳でもないので、(低い点数の所は書くのが遅れがち。それはもう一度食べて確かめたりしてるので)やっぱりこの分野では高得点になるのではないでしょうか?

PS,デートコースとして、クレープで小腹をみたし、カレーで思いっきり食べるなんてのが、祖師ヶ谷大蔵の定番になりそうな予感です。
いつの日か自分もそういう大切な人を連れて行けたらいいなぁ。