森野 進
女性発明家の着想に学ぶ―最新ヒット商品100点の開発秘話

セレンディピティ、聞いたことありますか?

これは偶然発見し、すごい発明した時、良く使われる言葉で、予期せぬ贈り物などと言われます。

今までにすごい発見、発明はこのセレンディピティの恩恵に預かった物です。

では、このセレンディピティの恩恵に預かるにはどうしたらいい?

自分が求めている事柄をずっと探し、それを意識することによって「前景化」(foregrounding)して見えてくる。

それは元々そこにあったかもしれないものなのですが、意識し続けることによって得られる、それが、突然意識化します。

何かを意識して散歩すれば、町の様子が違って見えるようなものです。 

 求め続けることが重要で、アイデアがでないのは、このことができないからです。

 ただし、これをしたからと言って、必ず得られると言うことでもありません。

 それは頭が固い人、自分に都合の良いことしか受け入れない自己チューの人、楽なものの見方をする視野が狭い人では、得られないと言うことです。

 ものの見方で、良くも悪くもなると言うことです。

映画 「ジャンヌダルク」で、

「お前は真実を見たのではない、ジャンヌ。自分が見たいものを見たのだ。」と言うせりふがあります。

 アイデアを自在に出せるようにするには、自分の固定概念、わがままだけで考えず、静かに周りの状況を判断しながら考えると自然と浮かぶものです。

 皆さん、上で言っているような、「ジャンヌダルク」に成っていませんか。

富樫 康明
わくわく発想術―アイデア・名案のコツ教えます!
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