禁じられた遊び | いいなぁ日本  ~今度は北アイルランドから発信中~

禁じられた遊び

田舎の小さな女の子はほとんど外で遊びました。
得意な事は側転でした。
裸足で外に出て行き、そのまま家に入って来て、いつもお母さんからお小遣いの代わりにげんこつをもらっていました。

その女の子は凝り性で、筋肉マン消しゴムやスラムダンクのカードダス、他沢山の物を集めました。
そして、ときどき悪魔ばかりでるビックリマンチョコに罵声を浴びせたりもしました。

女の子は飽き性でもありました。
何でもすぐに飽きてしまいました。
けれども、外で遊ぶ事はいつまでも飽きませんでした。

なぜだろう、女の子は思いました。
そっか!あまりルールがなく、どのようなになるかはその時、その時だからおもしろかったんだ。
やっと分かった頃、女の子は大人になっていました。

すると、ある子供が公園で遊んでたら誘拐されました。
危ないからみんな中で遊ぶようになりました。

またある子供がテレビゲームに夢中になりました。
楽しいからみんな部屋で遊ぶようになりました。

あれをしちゃダメ!これをしちゃダメ!大人が心配して言いました。
子供は遊べなくなりました。
女の子はそのような時代に悲しくなってしまいました。