昨日、平成22年度長崎大学解剖体慰霊祭が執り行われました
まず慰霊祭の前に、ポンペ会館にて、余光会(献体団体)の懇談会が行われました。
今年ご参加頂いた余光会会員の皆さんは総勢167名(付添人の方37名を含む)
たくさんの方々にご参加頂いて、分部先生も嬉しそうでした
懇談会は、平成21年11月~平成22年10月までの1年間に成願されました会員の皆さまへの黙祷から始まりました。
本学卒業、第1外科所属であった長崎宝在宅医療クリニックの院長 松尾誠司先生に「在宅医療はどこまでやれるのか ~終の棲家を求めて~」と題して、講話をして頂きました
分部先生が、余光会の現況について説明をしました 分部先生、きまってます
お昼を食べながら、お話したり、自己紹介をしたりして、懇談会は終了しました。
14時から行われた、長崎大学解剖体慰霊祭には、医学部2年生、歯学部3年生を含む総勢368名が参列して執り行われました。
平成21年11月1日~平成22年10月31日までに、系統解剖にご献体頂いた43名、病理解剖に供された31名の方々への感謝の意を示すとともに、ご冥福をお祈り致しました。
系統解剖とは・・・人体の形態及び正常構造などを学ぶために学生実習として行う解剖のことだそうです。
病理解剖とは・・・病因及び病的変化を調べるために行う解剖のことだそうです。
参列者全員で献花を行いました
ご参列頂いたご遺族の方の中には、「こんなに立派な慰霊祭をして頂けるとは思ってませんでした。」とすごく感激していらっしゃった方もおられたそうです。
そのようなご意見を頂くと、がんばって準備されていた関係者の皆さんの努力も報われると思います。
ご献体として医学の将来に貢献して頂いた皆さまのご冥福を心からお祈り致します。