<原発事故> ヒトiPS細胞と原発事故による「被爆患者」の治療
この緊急事態ゆえに、原発作業員自身の造血幹細胞をあらかじめ採取して冷却保存し、治療(自家移植)に使うべきだと考えるが・・・。たぶん、原発事故関連で事前採取が行われたケースは世界的にないが、もはや行うつもりで、準備すべきだ。
われわれは、最適な冷却保存装置を開発・準備している。まさか、このケースで役に立とうとは・・・。
また、ヒトiPS細胞から分化誘導された造血幹細胞の移植治療についてだが、「被爆者対象」(特に、今の現場の作業員の方々になる)に、最優先の基礎および臨床研究課題として進められるべきだと考えるのは私だけか?
できれば、作業に行かれる前に、彼らのiPS細胞の「原料」となる細胞を採取し、冷却保存しておけば、さらによかったんですがね(自家移植できるから)。
ただ、今だともう被爆されたあとになってしまうので「他家移植」になるかな・・・。あるいは、将来の更なる治療法開発のために、彼らからiPS細胞を創って、研究に使わせてもらうことも考えたい。