原発事故とミネラルウオーター:間違いなく「ただちに」起こりうる可能性が高い乳児の健康障害 | 医学ニュースの深層

原発事故とミネラルウオーター:間違いなく「ただちに」起こりうる可能性が高い乳児の健康障害

さて、ご存じのように、首都圏では「ミネラルウオーター」パニックである。
どこにいっても、無い!

東大医学部の内科研究棟の外の自販機ですら全く無い!
いつもなら、この寒い時期、売れ残っているのに(笑)。
(まあ、この事態で「安全度」の評価をしてくださいな。)

さて、話を戻そう。
ミネラルウオーター摂取に関して、それこそ、ただちに(流行語だな・・・)問題となる可能性が高いことがある。
各報道では、ミネラルウオーターの「特性」を考慮した報道がなされていないことである。

現在、日本政府や東京都では、「乳幼児の水道水の飲料は控えるように」とされている。
(ちょうど先ほど、東京都では解除されたようだが、また、再禁止されそうだ。)
それで、お母さんらが血眼になって、ミネラルウオーターを買い占めている。

ただ、このミネラルウオーターだが、軟水と硬水があります。
新生児・乳児に硬水のミネラルウオーターで溶かした粉ミルクを飲ませないようにしてほしい。
それこそ、「ただちに」急性健康障害としての下痢が起こるから。
マスコミがまだ書かないので、ここで書いた。
新生児・乳児の内蔵は、消化・吸収力、排泄機能が未成熟なので、硬水を飲ませると内蔵への負担が増し、下痢のリスクが増す。また、離乳食作りの際にも軟水でお願いしたい。

具体的には、「エビアン」の硬度は304mg/l、ヴィッテルの硬度は307mg/l。
これらは、硬水のミネラルウオーターである。しかも、非常に強い硬水です。
ちなみに、ボルビックは、49.2mg/l、クリスタルガイザー 38.0mg/l。
南アルプス天然水は29.9mg/lであり、これらは軟水です。

今回、特に、大人は硬水でお願いします!(大人にとっては、悪いことばかりではありません。)
たとえば、妊婦さんや授乳婦さんは、胎児あるいは新生児・乳児のために積極的にカルシウムやマグネシウムを摂取する必要がありますが、この点について、硬水のほうが軟水よりも有利なので硬水摂取をお願いします。
便秘予防にも効果があります。

このように「ミネラルウオータ」の特性を考慮して、選択してください。
入手が非常に困難でやむを得ない場合は軟水としての「水道水」に頼らざるを得ず、
こういう事態になることを想定せず、なんらミネラルウオーター対策をしなかった政府は、一体、何なんだと。
(ちょうど、さきほど、ようやく増産指示が出された。)

あと、この件で、一番気にしていること。
その「ミネラルウオーター」からでも、おそらく、今後、放射性物質が検出される可能性があります。
さて、その時は、どうすれば良いか、日本政府および御用学者さんは、頭を捻っていただきたい。