東北地方太平洋沖地震による輪番停電 | 医学ニュースの深層

東北地方太平洋沖地震による輪番停電

予想では本日だったが、どうにか回避された。しかし、明日以降、ついに「輪番停電」が実施される模様だ(14日の都内も荒川区以外は回避方向らしいが・・・)。未曾有の被害がもたらされている被災地で直接救援活動はできなくても、電力消費抑制は、きついながらも(特に病院)、1人1人が協力できることであろう。われわれの大学(東大)でも、明日から下記のようなことになる。

当然、歌舞伎町や六本木の歓楽街のネオンは、1週間くらいは、消灯だと思うが・・・。なお、パチンコ店の営業は、当分の間、中止してもらいたいなと。


「電力需給が極めて厳しい状況を踏まえ、本学としても電力の使用抑制を積極的に対応していただきたいと考えております。

各部局におかれましては,電力の使用抑制のため,特に下記の対策をとっていただくように要請いたします。


対策1:電気を使った暖房・空調の停止(研究・診療等で支障のあるものは除く)

対策2:照明の消灯(可能な限り。病院に関しては3分の1程度)

対策3:大規模な電力を用いる実験・研究の休止」


さて、今回、思うに、16年前の阪神・淡路大震災で得られた教訓が、都内の人々では、あんまり生かされていないように思う。

たとえば帰宅困難者は安全が確保されている場合、長距離を歩いて帰るのではなく、動かないほうがよいのだが・・・。また、安否確認は、携帯よりは、伝言サービスを利用するのがベストなんだが・・・。


この調子だと、確実に前倒しになった東京での大震災時がさらに心配だ。