新型インフル、ピーク越え判断先送り WHO
【ジュネーブ=藤田剛】世界保健機関(WHO)は23日、世界各国の専門家で構成する緊急委員会を開いた。WHOの事務局は新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)がピーク(最盛期)を過ぎたとの認識を委員会に示したが、委員から「アフリカなどでは流行が続いており、ピークを過ぎたとの判断は時期尚早」との指摘が相次ぎ、結論に達しなかった。
WHOは当初、昨年6月に最高度の「6」に引き上げた新型インフルエンザの警戒水準を「ピーク終了後」に変更し、ピーク越えを宣言する予定だった。しかし、23日の緊急委では同意が得られなかったため、警戒水準の変更もピーク越え宣言も見送る。
さらに2~3週間状況を点検し、緊急委を再開催する方針だ。(日経)
コメント:
まあ、WHOは国際機関だからな。
アフリカ諸国の意見は、十分尊重されるべきだし「世界規模での見送り」は妥当だ。
ただ、日本などは、流行のピークを過ぎており、
WHOは、地域(アジア、欧州、北米などなど)ごとに、
流行のフェーズの判断をすることが、これから先は重要だろう。