今後の予測(新型インフル関連) | 医学ニュースの深層

今後の予測(新型インフル関連)

 1医療機関当たりのインフルエンザ患者数が全国で最も多かった愛知県で、
週間ごとの報告件数がわずかに減少に転じたことが12日、県衛生研究所の調査で分かった。
新型インフルエンザの流行が始まった9月中旬以降、減ったのは初だが、
県担当者は「微減なので安心はできない」としている。

 研究所によると、県内の195の医療機関を選び定点調査を実施。

今月2~8日の1週間で、1機関当たりの患者数が53・2人となり、

前週の54・9人を下回った。患者総数は1万373人(前週1万698人)だった。

 県では9月中旬以降、1医療機関当たりの患者数が1週間で平均8人前後のペースで急激に増加。

国立感染症研究所が6日に発表した都道府県別の報告件数では、愛知県が最多となっていた。(共同)



 コメント:


 実は、ほかの都道府県でも似たような傾向を示しつつところがある。


 私の予測を述べておくと・・・。非常に緩やかに「新型インフル第1波」の新規感染者は、減少していく(ただし、時おり、少々増加する場合もあり、単調減少ではない)だろう。


 速ければ、今月末から来月初めあたりには、警報レベルを下回るところも出てくるだろう。ただし、依然、警報レベルを超えるところもあり、全国的に注意報レベル以上は年末から年明けまでは、キープするだろう。

 

 なお、年齢別では、小児や小学生あたりの感染者数は、あんまり変わらないし、

重症化する患者数も、今の医療対策のままならば変わらない。

 大人の感染者が「ある程度、1段落」する分、全体として「感染者数」は、減少しているように見えるだけと思われる。だから、今の対策のままだと、前から書いているような年末の医療機関の地獄絵図の恐れは、さほど緩和されない。


 そして、年末から年明け過ぎのあたりで、そろそろと、季節インフルがお目覚めする。この時が、また「いろいろ、やっかい」である。・・・たとえば、かわいそうな受験生ら・・・。


 なお、季節インフルと新型インフルの怖いハイブリット型は、すぐには現れないだろう。ただ、季節インフルが一巡したあと、少ししてから、今の機関銃レベルではなく、ミサイル装備の「第2波」の空襲が来る可能性がある。更に、他の怖い感染症も忘れてはならない。


 過去、インフルエンザは、人類の予想・予測を、ことごとく裏切ってきた。

上記の予想の悪いところが当たらないようにと願うばかりである・・・。


 ただ、今回の新型については、「不況の2番底」が来ないようにと願うレベルと、ほぼ同じか。。。まあ、今までの私の予想は、当たっているし・・・。