兵庫で新型感染の2人死亡 リンパ腫と糖尿病の疾患 | 医学ニュースの深層

兵庫で新型感染の2人死亡 リンパ腫と糖尿病の疾患

 神戸市と兵庫県は2日、新型インフルエンザに感染した神戸市の30代男性と兵庫県姫路市の80代男性が死亡したと発表した。それぞれ悪性リンパ腫と糖尿病の基礎疾患があった。国内の死者は疑い例も含めて計46人。

 30代男性は10月27日に発熱し、30日に病院に搬送されたが同日死亡した。悪性リンパ腫で療養中で免疫抑制剤を服用し、直接の死因は細菌感染による敗血症だった。

 姫路市の男性は糖尿病の治療中で、10月30日に肺炎の疑いで入院し、11月1日に多臓器不全で死亡した。

 いずれも死亡した後に新型感染が確認された。(共同)


コメント:


 このごろ、死亡した、あるいは重症で人工呼吸器をつけたあとで、実は「新型」インフルに感染していたという報告が増えてきているように思う。


 最初から、わかっていれば対応も違う。

そこで、今の診断キットよりも、より迅速かつ精度の高いものが開発されたようだ。

しかし、それが異例の速さで投入されたとしても、100%の診断は難しい。


 だから、いっそのこと、発熱したり、疑わしい症状を示した患者さんには、最初からもう「新型の感染を疑ってかかる、あるいは、少なくとも念頭に入れる」ことを、現場で、もっと徹底してはどうか?・・・って、前から言ったり書いたりしてるんだけど・・・。