国産ワクチン1回接種に変更 新型インフルで専門家合意
これを踏まえ厚労省が接種回数を決定するが、回数が減れば、より多くの人にワクチンが行き渡ることになり、優先対象者以外も接種を受けられる可能性が高くなった。また、19日から始まる医療従事者への接種を皮切りに、妊婦や持病のある人、1歳から小学校低学年の子どもなど最優先グループに対して順次進められる接種のスケジュールも、当初の予定より早まる可能性が出てきた。
会議に出席した政府の新型インフルエンザ対策本部専門家諮問委員会委員長の尾身茂自治医大教授は「今回の国産ワクチンは、健康な人では1回接種で十分な免疫反応を起こす効果が非常に強い。優先順位に入っていない人にも接種できる可能性があり、国民全体にとって朗報だ」と話した。
臨床研究は健康な成人200人が対象。通常量の0・5ミリリットルを接種した場合、1回で78・1%の人が免疫を期待できる抗体を持つなど、国際的な評価基準を満たす結果が得られた。
意見交換会では、13歳以上には何らかの基礎的な免疫があるため、1回の接種で免疫の指標である抗体価が上昇したとの見方が示された。さらに妊婦や持病のある人でも同様の効果が期待できると結論づけた。1~12歳は従来通り2回接種とし、持病のある人の中でも免疫不全など著しく免疫が低下している人は2回接種が必要とした。
現在、厚労省が示している接種開始時期の目安では、医療従事者の後、妊婦と持病のある人が11月初めから、1歳から小学校低学年の子どもが12月後半から、1歳未満の乳児の保護者らが年明けからとされている。
(共同)
コメント:
どうしても、「新型」のワクチンを接種してもらいたい方は、いるでしょうね。
ただし、それでも「国産」に限る。
・・・といっても「偽装」されれば、わかりませんね・・・。
なお、もうすぐですが、「季節のワクチン」も1回で、計2回(2種類)が望ましいと喧伝されますよ。