ヒトES細胞の研究・・・世界初の成果だって!
さまざまな細胞に変化する能力をもつ人の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から、
家族性アルツハイマー病と筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の病状を再現した細胞を
作ることに、京都大学やNPO法人幹細胞創薬研究所(京都市)などが世界で初めて成功した。
病気のメカニズム解明や薬の開発を大きく進める成果で、中辻憲夫・同大教授が3日、
東京で開かれた講演会で発表した。
研究チームは、アルツハイマー病患者の遺伝子をES細胞に組み込み、
大脳の神経細胞に変化させた。
数週間後にできた細胞には、患者の脳に蓄積されるのと同じ異常なたんぱく質の断片が、
健常者の脳に比べ2倍の割合で生成された。
また、ALS患者の遺伝子を用いて運動神経の細胞に変化させたところ、
自発的に死を迎える細胞が2割弱できた。 (読売新聞)
コメント:
じゃ、それぞれの患者さんの皮膚繊維芽由来のiPS細胞での
結果と比較検討してくれ。たぶん、現状では、ヒトES細胞のほうが有利だろうけど。
そうした研究は事実上、日本では京大しか、できないのだから・・・。
アメリカが、やっちゃうぞ!・・・もうやってるけど(笑)。