こんにちは
井口動物病院です
今日は病院で犬のシニアクラスがありました
4回コースの1回目(ワンチャンと一緒に参加)です
今日のテーマは腫瘍・口腔内疾患
獣医師が病気やその治療・予防についてスライドを使って話をし
それに関する日常のケアについて・あらかじめできる準備について、実習を交えスタッフが紹介させてもらいました
まずは身体中を触ることです。
体の表面にあるリンパ節の位置の絵を見ながら触ってみる。
体表面にボッコリ出ているものではないので探すことから、
わかった時には”これ~!”とおもわず声が出るくらいです。
リンパ節を気にしながら全身を触ることで早期発見につなげましょう。
次は顔まわり。
デリケートなところですが、細かく見たいところでもあります。
点眼を想定して目の周り
外耳炎の治療を想定して耳の周り、耳の匂い嗅ぎ
歯周病は想定どころではなくほとんどの子が歯周病なので
口周りから歯を見るところまで
おやつを使って気にしないで触らせてくれるような方法を紹介しました
家では人もワンちゃんもゆったりした時間に練習するとやりやすいです
おやつを使いながら気持ち良く優しくやれば
そのうちおやつがなくてもできるようになります
人と同じで気持ちいいことが嫌いなワンちゃんもいませんからね^^@
2013年の報告では2歳の犬の80%が歯周病と言われています
年々この数字は厳しいものになっています
ある種の波長を当てて歯垢が赤く見えるライトをあてて、
参加ワンちゃんの歯垢を確認しました、
特に奥歯は赤くなってしまいますね・・・
体を触ることにしても歯磨きにしてもシニアにはとても大切なことですが
実は、パピーの時期から練習しておけばずっと簡単にできるようになるのです
体を触られるのって気持ちいいことなんだ
口を触られるのだって平気だし
歯ブラシでコシコシされても0Kだよっ
というように仔犬のうちに練習しておきたいのです
仔犬のうちは大体のことはさせてくれますが
思春期を過ぎて大人になる頃に急にできなくなることがあります
もともとの性格、嫌なのに無理やりだった、痛かったなどの
嫌な経験が原因になっています
そこで、仔犬のやらせてくれるこの時期に
"体を触られることって気持ちいから好き~っ!"
と思えるような練習が大事です
成犬になっていても間に合います
よく遊んで疲れて眠たくなっている時に
これ、ポイントです^^@
ゆっくり優しく撫でてご褒美をあげましょう
徐々に顔まわりや足先など繊細なところも触りましょう
体を触る順番を決めておくこともしてください
ワンちゃんも準備ができて不安が減ります
また、チェックし忘れもないですからね^^@
ブラシや爪きりについてもいつかお話したいと思います
井口動物病院のホームページも御覧ください(=⌒▽⌒=)
エコー検査の準備中に寝てしまったナツちゃん(麻酔はかかってません)