『2016火星大接近－Super Mars』

火星は現在　10年に1度レベルで地球に最接近しています　一番近づいた瞬間は日本時間で5月31日明朝　その距離は7530万kmまで接近しました　その後徐々に遠ざかっているとはいえ　まだまだ平均距離よりは近くに位置しています　

距離が近いことで通常より大きく見えるだけでなく　微妙に明るいので天候に恵まれれば肉眼でも簡単に見つけられます　望遠鏡や双眼鏡を使えばさらにはっきりと目視できます　

　
(2016年各月で見える火星の大きさ－資料/NASA)　
再接近のピークが過ぎたとはいえ　6月12日まではピークとほぼ変わらない約7,700万km以内に位置しています　方角的には南東から南の方向－さそり座の頭部あたりで可視でき　近くにはさそり座の1等星アンタレスや運が良ければ土星も見られます　

　
　
余談ですがさそり座/アンタレスの名前由来は「アンチ・アレス(火星に対抗するもの)」だそうで　確かに火星は常にさそり座の近くで確認できます　これは知らなかったｗ　

　
　
今回あいにく見逃してしまっても　火星と地球は2年2ヶ月周期で近離を繰り返しているため2018年には再度最接近します　しかも2018年時は今回よりより近い5,759万kmまで迫ってくるそうです　

まだ火星の再接近を見てない方　余裕があったら南東から南の方角を見てみましょう　ひときわ赤く明るく大きいのがおそらく火星たと思います　

・Top Image:NASA, ESA, the Hubble Heritage Team (STScI/AURA),

J. Bell (ASU), and M. Wolff (Space Science Institute)　source:NASA 　

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