ラーメン店主へ復帰ならず 横浜・田代富雄監督代行 “元サヤ就任” | 富雄会 公式ブログ

ラーメン店主へ復帰ならず 横浜・田代富雄監督代行 “元サヤ就任”

 横浜・田代富雄監督代行(55)の今季限りの解任と来季2軍監督への“元サヤ就任”が17日、正式決定した。佐々木球団社長が「シーレックス(2軍)に戻っていただく。若手の人望が厚く、その信頼は人間関係だけでなく、しっかりとした指導力にもとづくものだから」と明かした。

$富雄会 公式ブログ

【人望厚く、記者からも愛される】
 5月に大矢監督の休養に伴い代行となって以来、主力選手から「今日の村田修一があるのは田代さんのおかげ。男にしたい」(村田)、「来季には“代行”の2文字が取れるように頑張りたい」(吉村)と熱い言葉が相次いだが、チーム成績は上向かず、最下位を低迷。温かい人柄で番記者からも愛され、これほど惜しまれながら退任する監督も珍しい。

 後任の1軍監督が決定しないうちに来季2軍監督転身が発表され、しかも今季の残り18試合の指揮は執り続ける事態だが、「おれはこだわらない」と受け入れている。

 負け込んだわりに、やつれるどころか、この夏に太っていた。「就任当初、あまりにも皆からやせた、やせたと心配されたから、おれ必死に食ったもの。3、4キロ増えてベルトがきついよ」。周囲に心配かけまいと気づかった結果だというのだから、どこまで人が良いのやら。

 現役引退後、球界きってのラーメン好きが高じ神奈川県内の自宅に「田代ラーメン」をオープン。自ら調理場に立つ熱の入れようだったが、1997年にコーチとして横浜復帰以来、店は閉めている。「店は自宅用に改装したが、水回りはそのまま」と、退団となれば即ラーメン店主へ復帰する構えだったが、来季以降もユニホームは着続けることが決まって先延ばしに。本人が「多分、ラーメン屋はもうやらねえ」という通り、若手からの人望の厚さゆえ、田代ラーメン復活は絶望的(?)だ。 (ZAKZAK)