語れば長いラグビーミニ知識4
他のフットボールとはどこが違うか
攻撃のしばりについて考えたので、ついでに他の面も見てみましょう。
攻撃側の選手を守備側の選手がつかまえて倒すことができるのは、ラグビーの大きな特徴。ただし、ボールを持っていない選手にタックルしてはいけません。ノーボールタックルという反則になります。
ちなみにサッカーでは、相手を手でつかまえることはできません。可能なのは、体を押しつけることまで。アメリカンフットボールだけは、ボールを持ってない選手にもタックルできます。
ゴールは、ボールを蹴って、2本のポストの間、かつバーの上を通します。
ちなみにサッカーでは、ポストの間ですが、バーの下を通します。だいぶ簡単な代わりにゴールキーパーという邪魔者がいます。サッカーではバーの上のポストはなくなって、実際上四角い枠だけなのに、ポストとバーという言い方は残っています。
またアメリカンフットボールでは、ポストの間、バーの上を通すのですが、ポストの下の部分は1本で、バーの上で左右2本立っています。オーストラリアンフットボールでは、ポストが4本でバーはありません。
サッカーとの対比でいくつかの点を見ていきましょうか。
ラグビーは40分ハーフです。サッカーは45分ハーフ。
反則があった時レフリーは、これから攻撃できる(反則しなかった)側の手を上げます。サッカーではやらかした方のゴールを指します。
ゴールラインやタッチラインで線そのものが含まれるかどうか。ラグビーでは含まれます。相手陣の線上に置けばトライだし、横の線を踏みさえすれば出たこと(タッチ)になります。でもサッカーでは含まれません。ボールが枠の部分をすべて越えてはじめてゴールとなり、横の線をボールが完全に出てはじめてタッチです。
もとは同じでも、それぞれの性格や発達したお国柄でずいぶん変わるものですね。