三春大神宮(福島県田村郡三春町) | ゴシュインデイズ

三春大神宮(福島県田村郡三春町)

三春大神宮(みはるだいじんぐう)。



福島県田村郡三春町に鎮座。
御祭神は天照皇大御神(アマテラスメオオミカミ)、豊受姫大御神(トヨウケヒメオオミカミ)。
社格は明治三十二年、県社に列格。



江戸時代、三春藩の二代目藩主・秋田盛季の後室正寿院が神明を信仰することが非常に篤かったため、城下外貝山村に祀られていた神明宮を場内に遷座。
そして三代目藩主となる秋田輝季は本城から見渡せる岩田手前の岡を神垣山と定め、社殿を造営。
神明宮を藩の総社とした。
元禄二年(1689年)九月二十一日、藩主自らが祭主となり遷宮。

明治八年に社号を『三春大神宮』と改称。
そして明治三十二年には県社となった。


さてさてさて。
久しぶりの更新となった今回の記事は三春大神宮。
実はこのブログを開設したばかりの頃、三春大神宮にはお参りしていたのですが……
当時は「御朱印の対応はやってないんです」とお断りされてしまっていたのでした。
県内も御朱印をやって下さる神社さんがここ数年でだいぶ増えたなぁと感じます。


ところで話はちょっと逸れてしまうんですが。
ご先祖に出羽の大名で有名な安東愛季さんが居る、歴代三春藩主の秋田氏の通字は「季」なんですが、「季」と書いて「すえ」と読むわけなんですよね。

季という漢字にはもともと「末っ子」などという意味があるそうで、その関係から「すえ」という読み方なのは納得なんですが、大名の嫡子にわざわざ末っ子を意味する漢字を選ぶというのは実に興味深いです。


またまた余談になるんですが、「亜」という漢字には「次ぐもの」という意味があるそうです。
『項羽と劉邦』の項羽が范増を尊敬し、「亜父(父に次ぐ者)」と慕ったとか。


で、思ったのが……
何クールか前のNHKの朝ドラ『ごちそうさん』に出演してた女優の前田亜季。
姉に女優の前田愛が居て、『次女』。
しかも『末っ子』。

『亜』=次ぐもの
『季』=末っ子

前田家のご両親は相当に漢字本来の意味をお調べになったのではないかというのを、NHKの朝ドラの再放送を見ながら思った次第です。

はい、本筋とは全く関係ありません。


そんなわけで、三春大神宮のお話に戻ります。


【 一の鳥居 】
非常に大きな神明鳥居。
さすが旧県社!と唸らせるような風格のある大きさです。


【 手水舎 】
一の鳥居をくぐってしばらく坂道を登った先、右手にある手水舎。
奥に「神明水」という石碑が建っていますが、有名な水なんでしょうかねえ。


【 二の鳥居 】
手水舎の近くにある二の鳥居。
この鳥居の右手に社務所があるんですが、普段はご不在の様子。
御朱印はこの社務所裏手に有る宮司さんのご自宅でお伺いするようになります。


【 参道 】
ここからの参道は石段に。
結構な長さのある階段です。
三の鳥居の前まで車で行けるので、歩くのが大変な方は車で行かれた方が良いかもしれません。


【 境内社 】
参道の途中にある境内社。
後ろのほうにある大きめなお社は松尾神社のようです。


【 三の鳥居 】
参道の階段を登りきったところにある三の鳥居。




【 狛犬 】
三の鳥居の近くにある狛犬。



【 もみの木 】
境内にあるもみの木。
こちらは三春町指定の天然記念物になっているとのこと。


【 白馬舎と神楽殿 】
境内向かって左手にある白馬舎と神楽殿。
白馬舎には白い木馬が繋がれているとのこと。










【 拝殿 】
そしてこちらが拝殿。
御神紋は三春藩主・秋田家の家紋である『檜扇に違い鷲の羽』。







【 本殿 】
そしてこちらが御本殿。
本殿は石垣で一段高いところにありました。
ちなみに本殿の後ろのあたりは公園になっているみたいです。



さてさてさて。
無事にお参りも済みまして、御朱印をお願いします。




そして頂いた御朱印がこちら。
前述のとおり、社務所の裏手にある宮司さんのご自宅でお願いしました。
初穂料は絵葉書が1枚ついて500円。
御神紋の印がステキですね。


ちなみにこちらに三春大神宮。
紅葉の時期の境内もステキです。







これからの時期、ぜひお参りしてみてはいかがでしょうか。



◆ 神社への地図




◆神社の情報

三春大神宮   みはるだいじんぐう

御祭神 : 天照皇大御神、豊受姫大御神
社格等 : 県社
鎮座地 : 福島県田村郡三春町字馬場