泉諏訪神社(福島県いわき市) | ゴシュインデイズ

泉諏訪神社(福島県いわき市)

泉諏訪神社(いずみすわじんじゃ)。



福島県いわき市泉町に鎮座。
御祭神は建御名方命(タケミナカタノミコト)、誉田別命(ホンダワケノミコト)。
社格は郷社。

平城天皇の大同年間に亀石ヶ原に勧請したと伝えられる。
天文年間(1532~1555年)に大津波により滝尻上ノ山に遷座。
寛永五年(1628年)に磐城平藩から内藤右近政晴候が泉に分封され泉藩となると、藩の氏神として尊崇された。
その後の藩主からも尊崇され、明治維新後には明治六年には郷社に列格。
この際に諏訪神社と八幡神社を合祀し、現在の諏訪八幡神社となったらしい。


と、ここまで書いてふと思ったんですが。
ブログを更新していて「大同○年のご創建」ってずいぶん書いたなー・・・と。
ちょっと見返してみると、この前更新した国魂神社も大同元年。

ほかにも、鹿島御子神社が大同元年。
都々古別神社(馬場)立鉾鹿島神社綿津見神社が大同二年。
子鍬倉神社が大同年間に。

この数年間の間に示し合わせたかのように一斉にご創建なんですね。

「こりゃ裏になんか有るのか…!」と思って検索してみると、wikipediaにすでに書いてありました。

それがこちら


……なるほど。
確かに県内だけじゃなく県外のも見てみたら、南陽の熊野大社も大同二年のご創建のようで。
坂上田村麻呂絡みだとすると、東北に遠征に来たのはもうちょっと早い年代なんじゃないかと思うので、何があるんでしょうね。不思議です。
何かご存知の方はぜひ教えてください。


そんなわけで、さっそく境内へ。




【 鳥居 】
こちらの神社にお参りしたのも震災があった平成23年。
なので現在は修復されているかもですが、当時は鳥居も破損しておりました(´・ω・`)
地震が起きた時に真下にでも居たら……考えるだに恐ろしいですね。



【 手水舎 】
参道の右手にある手水舎。

この辺りはあんまりダメージが無かったのかな……と思ってふと見てみると、



地震の影響で崩れてしまったと思われる石灯籠が(´・ω・`)
こういう苔むした風景が好きなだけにもったいないです。



【 狛犬 】
拝殿前の狛犬。
阿吽ではなくどちらも口を開けているような気がします。
左側の狛犬の前足がツルッツルになってて、台石と一体化してる感じでなんだか可愛らしさを感じてしまいます。








【 拝殿 】
拝殿にはご由緒にある通り、諏訪神社と八幡神社の扁額が掲げられております。
拝殿前には比較的新しいものと思われる黒い石灯籠があるんですが、なんだか引き締まって見えててカッコイイですね。




【 本殿 】
現在の本殿は寛政八年(1796年)、藩主・本多忠籌候の御造営によるもの。


さてさてさて。
そんなわけで無事参拝も済みまして、社務所にお伺いします。
社務所は境内にあるので分かりやすいかと。
そして御朱印をお願いしました。



で、頂いた御朱印がこちら。
印の文字は『諏訪八幡神社』となっておりますね。
諏訪神社さんとか鹿島神社さんとか八幡神社さんはあちこちにあるので、鎮座地が書かれているのがなにげに嬉しかったりします。

ちなみにこちらの諏訪神社さん。
神主さんが女性の方なんですね。
御朱印も女性の神職の方にお願いしたんですが、あの方が神主さんだったのかな……

そういえばネットで検索していたら、神職の方へのインタビュー記事が見つかりました。
ご興味のある方はぜひこちらもご覧頂ければと思います。



◆泉諏訪神社への地図






◆神社の情報

諏訪神社   すわじんじゃ

御祭神 : 建御名方命・誉田別命
社格等 : 郷社
鎮座地 : 福島県いわき市泉町6-10-20