社会保険労務士 松本事務所 の松本です
前回に引き続き、
「え~、そんな日本人いたんだ」
「これぞ、日本人の誇り」
と私が思う人物をピックアップしたいと思います
そして、今回も大日本帝国海軍の軍人をセレクトします
知れば知るほど、感動のエピソードであり、その大胆かつ謙虚な立ち振る舞いに日本人の誇りを感じざるをえません
1942年2月28日、スラバヤ沖海戦のあと、自艦を撃沈され海上を漂流する約1000名の連合国兵士を近くを進行中の駆逐艦「雷」が救助した
簡単にいえば、たったそれだけのことなのだが、時は戦時真っ只中、敵艦からの攻撃を受けるかもしれない、下手をすれば乗員を危機にさらすことになりかねない、そして、救助した敵兵が艦内で暴徒と化すかもしれない、また捕虜のために多大な物資の供給が必要ともなる・・・
とにかく、いろいろなマイナス面が考えられるう究極の状況下で、救出を命じた工藤艦長
まさに、世界海戦史上でも稀な感動的な出来事なのだが、にもかかわらず、これまで公にされることはほとんどなかった
なぜか
それは、工藤艦長が、戦後自衛隊にすすむこともなく、同期の人たちの勧めで就職することもなく、
周囲に自らを語ることもなかったからです
世の中には他人や部下が行ったことでも自分の利益になるとわかれば、自分を買い被ったり何かと小賢いことに頭を使う人間が多いなか、自分の功績を自ら一切語ろうとはしない生き様に敬意を表すとともに、言葉にできない凄みを感じます
以前このブログ に登場しました、幕末の三舟の一人、高橋泥舟に生き様とかぶっているな、と思うのは私だけではないはずです
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