先日、こんなやりとりがありました。

お昼時に来たサラリーマン風味の推定60歳前後のオジサンのオーダーは「焼豚めし(300円)」のみ。

まぁ、そういうお客さんはたまにいるので、特に気にもしないで提供したら、そのお客さんから

「はぁ?これだけなの?」

って言われました。

ラーメン屋の300円のサイドメニューにどれ程の満足度を期待してるんだろうか・・・

と、切なくなったんですが、これが現実なんだろうね。結局、昼飯にお金を使いたくない人にとっては300円で満足出来るかどうかってのが一つの目安という事なんでしょうか。

当店、4月から「らー麺」と「韋駄天の醤油」を70円値下げしたんですが、この値下げをする為に、店内の有線放送を解約して、ロスがでやすい「激辛高菜」を豆板醤に変えて、店の利益を削って、なんつーか、たかが70円ですけど、それなりの犠牲の上でのギリギリのトコロでの値下げなんです。

んでも、現実には300円くらいまでの値下げじゃないとあまりお客さんの心に響いてないというか、むしろ値下げした事よりも「激辛高菜」が無くなった事に対するクレームが多かったりするんですよね。

中には値下げした事に全く気が付かない人もいるくらいで・・・。

なんで、良かれと思って実行した値下げが誰も得してないって結論に達しました。

今月中に久しぶりの「期間限定麺」をリリースする際、券売機の設定をちょっとイジるので、そのついでに「らー麺」と「韋駄天の醤油」を630円に、「黒らー麺」を650円に戻します。

当然「激辛高菜」も復活させますんで、なんていうかその、

何も無かった事に・・・。

我ながらマーケティングのセンスの無さに反吐が出るぜ。

世界が平和でありますように・・・